この記事にたどり着いたあなたは、甲状腺の不調に悩まされ、「なぜこの病気になってしまったのだろう」という疑問をお持ちのことでしょう。
橋本病(慢性甲状腺炎)とバセドウ病は、甲状腺機能低下症や亢進症という正反対の症状を引き起こしますが、どちらも免疫システムが甲状腺を誤って攻撃する自己免疫疾患であるという点は共通しています。
西洋医学的な分類や標準治療(薬物療法、手術、アイソトープ)に関する情報は豊富ですが、なぜ免疫が暴走するのか、その根本的な原因にまではなかなか辿り着けません。
本記事では、その疑問に明確な答えを提示します。私たちは、病気の真の原因が、現代生活に深く根差した「三過ぎ」(働きすぎ、悩み過ぎ、薬の飲み過ぎ)と「四毒」(小麦グルテン、植物性の油など)にあると考えます。
さらに、ヨウ素過剰の原因となる食品・医薬品、そして健康食品や化粧品にも潜む免疫を乱す化学物質の影響にも触れながら、なぜ働きすぎ・悩み過ぎによる影響が低体温化のメカニズムを招き、小麦グルテンがTNF-αを介して腺組織の病気を引き起こすのかを詳細に解説します。
最終的に、植物性の油で詰まりやすい腺組織の構造まで掘り下げ、これらの根本原因を排除し、鍼灸治療・指圧マッサージの役割を活用して心身のリラックスを図り、根本解決を目指す具体的な方法をご紹介します。
この記事のポイント
- 病態と西洋医学・東洋医学の違い 橋本病とバセドウ病の症状、甲状腺機能(低下症・亢進症)の具体的な違いに加え、東洋医学的な体質分類(寒・虚、熱・実)に基づいた病態の理解
- 免疫の暴走を引き起こす根本原因 「三過ぎ」(働きすぎ、悩み過ぎ、薬の飲み過ぎ)による自律神経の乱れと低体温化、および「四毒」(小麦グルテン、植物性の油など)が腸内環境や腺組織に与える影響
- 標準治療の限界と外的要因 薬物療法や手術などが自己免疫の誤作動自体を治癒しない限界、またヨウ素過剰や「五悪」(食品添加物、化学物質)といった生活環境からの免疫撹乱要因
- 体質改善と根本解決のアプローチ 四毒・五悪を排除するセルフケアと、鍼灸治療・指圧マッサージによる全身の巡り改善、心身のリラックスを通じて免疫を安定させる方法
橋本病・バセドウ病の原因を徹底解説!自己免疫暴走の真実

橋本病・バセドウ病とは?症状と西洋医学的分類
女性の10人に1人がかかると言われる橋本病とバセドウ病は、どちらも甲状腺の異常をきたす代表的な疾患ですが、西洋医学的には「自己免疫疾患」という同じカテゴリーに分類されます。これは、本来、体を守るはずの免疫システムが、甲状腺を「敵」と誤認して攻撃してしまうことで発症する病気です。この攻撃の仕方によって病態が異なり、橋本病は主に甲状腺の組織を徐々に破壊し、結果として甲状腺ホルモンの分泌が低下する「甲状腺機能低下症」へと繋がります。一方、バセドウ病では、免疫細胞が甲状腺をホルモン過剰分泌させるように刺激してしまうため、代謝が異常に高進する「甲状腺機能亢進症」を引き起こします。甲状腺機能低下症では、慢性的な疲労、むくみ、寒がり、便秘、低血圧といった症状が主に見られます。逆に甲状腺機能亢進症では、動悸や手の震え、大量の発汗、体重減少、眼球突出などの症状が現れることがあります。このように症状は正反対であっても、根本にある原因は「免疫の誤作動」という点では共通しています。まずは、ご自身の症状がどちらの病態に当てはまるのかを理解することが、適切な対処法を見つける第一歩となります。
| 項目 | 橋本病(慢性甲状腺炎) | バセドウ病 |
| 分類 | 自己免疫疾患 | 自己免疫疾患 |
| 病態 | 甲状腺組織が破壊される(慢性的な炎症) | 甲状腺が過剰に刺激される |
| 甲状腺機能 | 低下症(ホルモンが不足する) | 亢進症(ホルモンが過剰になる) |
| 主な症状 | 慢性疲労、むくみ、寒がり、体重増加、 低血圧、記憶力低下(橋本脳) | 動悸、手の震え、異常な発汗、体重減少、 暑がり、眼球突出 |
| 東洋医学的 | 寒・虚(体が冷えて、エネルギー不足)吉野先生は寒・実と捉えている | 熱・実(体温が高く、エネルギー過剰) |
| 治療(標準) | ホルモン補充療法(チラージンなど) | ホルモン合成を抑える薬物療法、 手術、アイソトープ治療 |
| 甲状腺の腫れ | 全体が硬く腫れることが多い(びまん性甲状腺腫) | 全体が大きく腫れることが多い |
| 根本原因 | 四毒と三過ぎによる免疫の暴走と寒への傾き | 四毒と三過ぎによる免疫の暴走と熱への傾き |
橋本病(慢性甲状腺炎)と甲状腺機能低下症の連鎖
橋本病とは、甲状腺に慢性的な炎症が起きている状態、すなわち「慢性甲状腺炎」を指します。この病気は甲状腺の機能がすぐに低下するわけではなく、自己免疫による攻撃が組織を徐々に破壊していくプロセス全体を意味します。つまり、橋本病という土台の上で、ホルモン分泌量が減少した結果が「甲状腺機能低下症」という機能障害なのです。
多くの患者様が、血液検査で甲状腺ホルモン値が正常であるにもかかわらず、強い倦怠感、冷え、意欲の低下といった不調を訴えるのは、体内で慢性的な炎症と免疫の乱れが続いているためです。この状態を東洋医学の八綱弁証で見ると、機能低下が進んだ結果として、体が冷えてエネルギーが不足している「寒・虚(かん・きょ)」の体質に分類されます。
しかし、橋本病の本質である自己免疫の過剰反応や甲状腺の腫れ(肥大)、そして「四毒」や「医薬品」といった原因物質の停滞は、病理学的に「実(じつ)」の要素を伴います。したがって、橋本病は、症状としては「寒・虚」の疲弊した状態でありながら、根本には「実」の病因が潜んでいる複雑な病態と吉野先生は捉えています。
甲状腺組織の破壊が進み、やがてホルモンの予備力が尽きてしまうと、本格的な機能低下症へと移行します。病状の進行を防ぎ、検査値だけでは分からない慢性的な不調を改善するためには、機能低下を待つのではなく、この「実」の病因(慢性炎症や毒性)にアプローチし、「寒・虚」の体質(冷えと疲弊)を整えることが非常に大切になります。
バセドウ病の特徴と東洋医学における体質との関連
バセドウ病は、橋本病とは対照的に、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病態が特徴です。自己免疫システムが、ホルモン分泌を促す信号(甲状腺刺激ホルモン受容体抗体)を甲状腺に送り続けてしまうことで発症します。このため、常に代謝が異常に高まった状態となり、動悸や息切れ、異常な発汗、食欲があるのに体重が減る、手が震えるといった症状が現れます。バセドウ病の患者様は、常に体が興奮状態にあるため、東洋医学の体質分類では熱・実、すなわち体温が高く、体力があり、エネルギーを過剰に使いすぎている状態に該当することが多いのです。熱がこもっているため暑がりになり、エネルギー(気)を激しく消耗するため、最終的には非常に疲弊してしまいます。西洋医学的な標準治療では、甲状腺ホルモンの生成を抑える薬物療法などが中心となりますが、根本の原因である自己免疫の誤作動や熱・実の体質自体を改善するものではありません。過剰な熱とエネルギーを鎮め、高ぶりすぎた交感神経を落ち着かせることが、治療において重要になります。そのためには、鍼灸や指圧マッサージによる全身の巡りの調整と、体質を熱・実に傾けている食生活や過度な活動の改善が求められます。

標準治療 薬物療法 手術 アイソトープの限界と注意点
甲状腺疾患の標準治療には、主に薬物療法、手術、放射性ヨウ素(アイソトープ)治療があります。これらの治療は、病状のコントロールや重篤な合併症の予防に不可欠です。例えば、機能低下を伴う橋本病ではホルモン補充薬が、機能亢進のバセドウ病ではホルモン生成を抑える抗甲状腺薬が用いられます。しかし、これらの標準治療は、いずれも甲状腺の機能(ホルモンの量)をコントロールすることに主眼が置かれており、甲状腺を攻撃している自己免疫の誤作動という根本原因自体を治すものではありません。ここが治療の限界点となります。薬物療法を続けても、働きすぎや四毒の摂取といった根本的な生活習慣が変わらなければ、免疫の乱れは続き、薬の服用量が増えたり、不調感が残ったりする可能性があります。また、手術やアイソトープ治療は甲状腺組織を減らすことでホルモン分泌を抑えますが、多くの場合は永続的な甲状腺機能低下症を招き、生涯にわたるホルモン補充が必要になるという注意点があります。そのため、標準治療で症状を安定させつつも、鍼灸や食事改善を通じて体質そのものを立て直し、薬に依存しない状態を目指すことが、真の根本解決へと繋がるのです。
ヨウ素過剰の原因となる食品・医薬品と摂取の注意点
日本は海藻類を豊富に食する文化があるため、日常的にヨウ素(ヨード)を過剰に摂取しやすい環境にあります。ヨウ素は甲状腺ホルモンの重要な材料ですが、過剰に摂取すると、甲状腺の機能が逆に抑制されてしまう可能性があります。特に、橋本病の患者様にとっては、症状悪化の一因となる可能性があるため、注意が必要です。ヨウ素の過剰摂取につながる食品として、昆布、ひじき、わかめなどの海藻類が挙げられます。特に昆布は含有量が非常に多いため、濃い昆布だしを毎日のように使用したり、昆布の佃煮を大量に食べたりする習慣は避けるべきです。また、食品だけでなく、医薬品の中にもヨウ素を含むものがあります。例えば、一部のうがい薬や造影剤などが該当します。これらの摂取量を意識的に減らすことが、甲状腺への負担を軽減します。ただし、ヨウ素は必須栄養素であるため、極端に避ける必要はなく、一般的な食事の範囲で過剰な摂取を控えることが肝要です。ご自身の食生活を見直し、海藻類を摂りすぎていないかチェックすることが、橋本病の症状安定化に向けた重要なセルフケアの一つとなります。
健康食品や化粧品にも潜む免疫を乱す化学物質の影響
橋本病をはじめとする自己免疫疾患の背景には、食品添加物、農薬、除草剤、化学肥料、遺伝子組み換え食品といった「五悪」に代表される化学物質の存在が深く関わっています。これは、加工食品だけでなく、意外なことに健康食品や化粧品といった日常的に使用するものにも潜んでいる可能性があります。例えば、サプリメントなどの健康食品には、保存料や着色料といった食品添加物が多く含まれていることがあります。また、化粧品、シャンプー、洗剤などに含まれる合成界面活性剤や防腐剤などの化学物質は、皮膚から吸収される「経皮毒」として、体内に取り込まれることがあります。体内に侵入したこれらの化学物質は、肝臓などの解毒器官に大きな負担をかけます。前述の「3過ぎ」(働きすぎ、悩み過ぎ、薬の飲み過ぎ)で疲弊している体では、これらの化学物質の解毒が追いつかなくなり、体内に蓄積されやすくなります。その結果、免疫システムが過敏に反応し、自己免疫の誤作動を引き起こす要因となるのです。健康を気遣って摂取している健康食品や、日常的に使用している化粧品に含まれる成分を見直すこと、つまり五悪の影響を最小限に抑える意識を持つことが、橋本病の根本解決に向けた体質改善には不可欠な要素となります。

| 分野 | 具体的な品目・成分 | 備考 |
| 食品 | 昆布(群を抜く)、ひじき、わかめ、海苔、魚肉、穀類、複合調味料。 | |
| 健康食品・サプリメント | ヨウ素が含まれるもの。 | 20代~40代の女性が好んで使うものが多い。 |
| 化粧品 | 口紅(赤色3号、赤色105号)。 | 色素にごく微量のヨウ素が含まれており、毎日舐めている状態。 |
| 食品添加物 | タール色素(赤色3号、赤色105号など)。 | これらの色素はヨウ素を含有しており、洋菓子や漬物などに使用される。欧米では使用禁止の国が多い。 |
| 医薬品 | 消化性潰瘍治療薬、抗不整脈薬、肝不全用栄養剤、乳幼児用の薬、風邪薬(ヨウ素イソプロパミド成分)、胃腸鎮痛薬、鼻炎用内服薬、ポビドンヨード(のどスプレー、うがい薬)。 | ヨウ素を含む内服薬や外用薬が多数存在。 |
根本解決へ!「3過ぎ・四毒」の排除と鍼灸・指圧マッサージ

橋本病・バセドウ病の真の原因は「四毒」と「三過ぎ」
前述の通り、橋本病やバセドウ病は自己免疫の誤作動によって甲状腺が攻撃される病気です。この免疫の暴走を引き起こす根本原因として、現代社会の生活習慣に潜む「四毒」と「三過ぎ」の影響が非常に大きいと考えられています。まず「四毒」とは、小麦、植物性の油、牛乳・乳製品、甘い物を指し、これらの過剰摂取が腸内環境に炎症を引き起こし、免疫システムを過敏にさせます。中でも小麦のグルテンは、腸壁を緩ませることで未消化物が体内に漏れ出し、自己免疫を誘発する引き金となると言われています。一方「三過ぎ」とは、働きすぎ、悩み過ぎ、薬の飲み過ぎといった、心身の過剰な負荷や疲弊を指します。働きすぎや悩み過ぎは自律神経を乱し、体を冷やし(寒)、エネルギーを消耗させ(虚)、免疫が暴走しやすい不安定な体質を作り出します。いくら標準治療を受けてもこれらの「四毒」と「三過ぎ」を改善しなければ、根本的な炎症と免疫の乱れは継続してしまい、なかなか病状が安定しないという結果を招きかねません。したがって、これらの根本原因を理解し、生活習慣の修正を通じて免疫システムが安定できる環境を整えることが、真の根本解決への道筋となります。
働きすぎ・悩み過ぎによる影響と低体温化のメカニズム
「三過ぎ」の中でも、働きすぎと悩み過ぎは、橋本病・バセドウ病の体質的な土台を決定づける大きな要因となります。まず働きすぎは、肉体的な疲労だけでなく、常に精神的な緊張状態を強いられることで、自律神経の交感神経を優位にし続けます。これによって、血管が収縮し、血流が悪化することで、体温が下がる低体温化を招きやすくなります。低体温は免疫細胞の働きを鈍らせ、免疫の正確な判断を妨げるため、自己攻撃という誤作動を引き起こす一因となり得ます。また、悩み過ぎ、すなわち過度な心配や不安といったストレスも、同様に交感神経を緊張させ続けます。これにより、体は常に戦闘態勢にあるため、休まることができず、エネルギー(東洋医学の「気」)を消耗し続けます。東洋医学の八綱弁証で考えると、橋本病に多い寒・虚(低体温で体力がない)という体質は、この働きすぎと悩み過ぎによって生み出されると言っても過言ではありません。特に現代社会では空調が発達したことで、自力で体温を調節する中枢が働きにくくなり、体温が低い方に設定されやすくなっているという指摘もあります。熱中症で亡くなる危険性から、脳が体温を低めに設定する防御反応が働く結果、低体温化が進んでしまうのです。
小麦グルテン TNF-αによる免疫暴走と線組織の病気
小麦グルテンは、「四毒」の中でも特に自己免疫の暴走に深く関わる物質として注目されています。グルテンが腸壁を刺激し、腸壁の結合を緩ませることで、未消化のタンパク質が血液中に侵入し、これを排除しようと免疫細胞が過剰に反応します。この過剰反応の過程で、炎症性サイトカインであるTNF-α(腫瘍壊死因子α)などの炎症物質が過剰に分泌されます。本来、TNF-αは、がん細胞やウイルスを攻撃する重要な役割を担いますが、過剰に分泌され続けると、甲状腺のような自己組織を誤って攻撃する引き金となります。このメカニズムは、甲状腺だけでなく、唾液腺、膵臓、乳腺、子宮内膜といった腺組織に病気を引き起こす共通の原因と考えられています。例えば、唾液腺や涙腺が攻撃されるシェーグレン症候群も、体温が高いタイプの人にこのグルテンとTNF-αが標的となりやすいという関連性が指摘されているのです。甲状腺も分泌を行う腺組織であり、同様のメカニズムで自己免疫の標的になりやすいのです。したがって、小麦グルテンの摂取を控えることは、TNF-αの過剰分泌を抑え、自己免疫の暴走を鎮静化させるための非常に効果的な食事改善となります。
植物性の油で詰まりやすい「腺」の病気と動物の症例
甲状腺を含む腺組織の病気は、植物性の油の過剰摂取と深い関連性があることが指摘されています。ここでいう植物性の油とは、サラダ油やオリーブオイルなどの精製された油を指します。これらの油は、体内に入ると代謝しきれずに腺組織に溜まりやすく、甲状腺のう胞(水がたまる袋)や、肺腺がん、乳がん、子宮内膜症といった様々な腺の病気のリスクを高めると考えられています。特に、植物性の油は細胞膜に取り込まれやすく、免疫細胞のバランスを崩す原因となります。さらに、この植物性の油の影響が顕著に現れる例として、猫の甲状腺機能亢進症という動物の症例が挙げられます。以前は非常に稀だったこの病気が、近年、ペットフードに植物性の油が多用されるようになってから、急増しているという疫学的な報告があるのです。この動物における現象は、ヒトの甲状腺疾患もまた、単なる遺伝やストレスだけでなく、食生活における四毒、特に植物性の油に強く影響されていることを示唆しています。このため、橋本病やバセドウ病の根本解決を目指すには、油の摂取を極力控え、体内に過剰な油分を溜めないようにすることが、非常に重要な予防策となります。
巡りを整え体質改善を図る鍼灸治療・指圧マッサージの役割
鍼灸治療や指圧マッサージは、橋本病・バセドウ病の根本解決を目指す上で、標準治療では届かない体質の改善という役割を担います。その結論は、これらの施術が全身の巡りを劇的に改善し、自律神経のバランスを整えるためです。働きすぎや悩み過ぎによって硬直した筋肉や、血流が滞った状態(冷えや虚)は、鍼灸によって気の流れと血流をスムーズにすることで解消されます。特に、お灸による温熱刺激は、橋本病患者様に多い低体温を改善し、免疫システムが正常に機能しやすい環境を整えます。一方、指圧マッサージは、硬くなった筋肉を直接的に緩めることで、リンパや血流の滞りを解消します。これにより、体内に溜まりがちな老廃物や炎症物質を排出しやすくし、デトックス機能をサポートします。他にも、指圧マッサージによる心地よい刺激は、常に緊張状態にある交感神経を鎮め、心身を深いリラックス状態へと導きます。このリラックス状態(副交感神経優位)が、自己免疫の暴走を沈静化させ、甲状腺への過剰な負担を軽減します。これらの施術は、薬の飲み過ぎに頼ることなく、体本来の治癒力と免疫バランスを回復させるための強力なサポートとなるのです。
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*【池袋東口】癒しの森指圧鍼灸院で指圧マッサージ治療ご希望の方はこちらのページをご覧ください。
根本解決に必要な心身のリラックスと四毒・五悪の排除
橋本病・バセドウ病の根本解決を達成するためには、心身のリラックスと四毒・五悪の排除が両輪として不可欠です。まず、心身のリラックスが必要な理由は、自己免疫の暴走が働きすぎや悩み過ぎによる自律神経の乱れと深く関連しているからです。鍼灸や指圧マッサージで得たリラックス効果を継続させるためには、日常生活の中で意識的に交感神経の緊張を解く習慣を持つ必要があります。例えば、深い呼吸法を取り入れることや、質の高い睡眠を確保することが、自律神経の安定に繋がります。一方で、食事と生活環境から四毒・五悪を排除することも欠かせません。四毒(小麦、植物性の油、牛乳・乳製品、甘い物)を控えることで、腸壁の炎症を抑え、免疫システムへの過剰な刺激を取り除きます。また、五悪(食品添加物、農薬など)の影響を最小限にするために、加工食品を避け、シンプルな食材を選ぶ意識も重要です。前述の通り、この四毒・五悪を排除する「守りのケア」と、鍼灸・指圧マッサージによる「攻めの体質改善」を組み合わせることにより、標準治療では得られにくい、病気の根源からの回復を目指すことができるのです。これらの生活習慣の修正こそが、薬に依存しない健康な体を取り戻すための土台となります。
橋本病・バセドウ病の真の原因と根本解決への総括
- 橋本病とバセドウ病は、甲状腺を標的とする自己免疫疾患であり、免疫の誤作動が根本原因である
- 橋本病は甲状腺組織の破壊によりホルモンが低下する「甲状腺機能低下症」を、バセドウ病はホルモンが過剰になる「甲状腺機能亢進症」を引き起こす
- 両疾患の真の原因は、生活習慣に潜む「四毒」の摂取と「三過ぎ」による心身の過負荷である
- 「三過ぎ」とは、働きすぎ、悩み過ぎ、薬の飲み過ぎであり、自律神経を乱し体質を不安定にする
- 橋本病は東洋医学的に体が冷えてエネルギーが不足した「寒・虚」の体質に傾きやすい
- バセドウ病は東洋医学的に体温が高くエネルギーが過剰な「熱・実」の体質に傾きやすい
- 「四毒」(小麦、植物性の油、牛乳・乳製品、甘い物)は腸壁に炎症を起こし、免疫システムを過敏にさせる
- 小麦グルテンは腸壁を緩ませ、未消化物を侵入させ、炎症性サイトカイン(TNF-α)の過剰分泌を誘発する
- 植物性の油は代謝しきれず、甲状腺、唾液腺、乳腺などの「腺組織」に溜まりやすい
- 低体温化は、働きすぎや空調環境により体温調節中枢が体温を低めに設定することで生じ、免疫機能の正確さを損なう
- 標準治療(薬物、手術、アイソトープ)はホルモン量を制御するものであり、自己免疫の誤作動という根本原因は治癒しない
- ヨウ素(昆布、ひじき、医薬品など)の過剰摂取は、特に橋本病において症状悪化の一因となるため注意が必要である
- 「五悪」(食品添加物、農薬など)は肝臓に負担をかけ、免疫の乱れを引き起こす化学物質である
- 鍼灸・指圧マッサージは、全身の巡りを整え、自律神経を副交感神経優位に導くことで、心身をリラックスさせ体質改善を促す
- 根本解決には、「四毒・五悪」を排除するセルフケアと、鍼灸・指圧マッサージによる心身のリラックスの両輪が必要である
