シェーグレン症候群は、中高年の女性に多く見られる自己免疫疾患であり、その代表的な症状であるドライマウスやドライアイは、日常生活に多大な支障をきたします。近年、シェーグレン症候群の根本原因として、食生活の四毒と呼ばれる小麦や植物性油、あるいはシリコンやワ〇チンなどに含まれるアジュバントの関与が指摘されていることをご存知でしょうか。こうした背景を踏まえ、現代医学の対症療法だけでなく、多角的な視点から病態を見直す動きが広がっています。
本記事では、シェーグレン症候群に対する鍼灸、指圧、マッサージの有効性と、それらを活かした統合的なアプローチについて詳しく解説します。東洋医学的に全身の臓腑機能である肺・脾・腎や自律神経を整え、体質改善を目指す鍼灸治療は、単なる局所の処置に留まらない深いケアを可能にします。また、指圧やマッサージが唾液腺の物理的な訓練となり、ドライマウスやドライアイといった局所症状の緩和に役立つ具体的な方法があることも、患者さんにとって大きな希望となります。
さらに、西洋医学的治療に加えて、食生活改善やセルフケア、そして鍼灸・マッサージといった補完療法を併用することが、病気の進行抑制とQOL向上に不可欠であることをお伝えしていきます。原因不明の難病として諦めるのではなく、日々の生活習慣と伝統的な手技療法を組み合わせることで、潤いのある健やかな毎日を取り戻すための一助となれば幸いです。
この記事に続いて、各項目の具体的な詳細を確認していきましょう。まずはシェーグレン症候群の基本的な特徴から解説します。
この記事のポイント
- 食生活の四毒やアジュバント、薬の副作用といった発症に関わる根本原因
- 東洋医学に基づいた臓腑機能や自律神経を整える鍼灸治療の仕組み
- 唾液腺マッサージや咀嚼訓練など残存機能を高める具体的なセルフケア
- 西洋医学と鍼灸・マッサージを併用して生活の質を向上させる統合的な視点
シェーグレン症候群の治療:鍼灸・指圧・マッサージの役割とは?

シェーグレン症候群とは:中高年女性に多い謎の疾患
シェーグレン症候群は、本来は外敵から体を守るはずの免疫システムが、自分自身の涙腺や唾液腺などの外分泌腺を誤って攻撃してしまう、自己免疫疾患の一種です。この病気の最も際立った特徴は、患者さんの圧倒的多数が中高年の女性であるという点にあります。統計データによれば、男女比はおよそ1対17という極端な差があり、50代前後に発症のピークを迎えることが知られています。かつては原因の特定が難しく、医学界でも「謎の疾患」として扱われてきましたが、現代では遺伝的要素、ホルモンバランスの変化、そしてウイルス感染や生活環境の変化といった複数の要因が重なり合って発症すると考えられています。
また、シェーグレン症候群は他の膠原病(関節リウマチや全身性エリテマトーデスなど)を伴わない「一次性」と、他の疾患に合併して起こる「二次性」に分類されます。特に閉経前後の女性に多く見られることから、女性ホルモンであるエストロゲンの減少が、分泌機能の低下や免疫の不安定化を加速させる要因の一つとして注目されてきました。西洋医学的な視点では、体内で過剰に作られる腫瘍壊死因子(TNF-α)などの炎症性物質が分泌腺を萎縮させると説明されますが、なぜこれほどまでに特定の層を狙い撃ちにするのか、その全貌はいまだ完全には解明されていません。そのため、単なる局所の不調としてではなく、全身の調和が崩れた状態として捉える必要があります。
ドライマウスとドライアイの深刻な症状
この疾患が患者さんを苦しめる最大の要因は、涙と唾液という「生命の潤い」が枯渇していくことにあります。まずドライアイ(眼乾燥)においては、涙の分泌が極端に減ることで角膜が露出した状態になり、常に目に砂が入っているようなゴロゴロとした異物感や、激しい痛み、充血を伴います。光を異常に眩しく感じる羞明(しゅうめい)が強まると、外出や読書といった日常の楽しみすら困難になり、重症化すれば視力低下を招く角膜障害へ繋がることも少なくありません。
一方で、ドライマウス(口腔乾燥)の影響はさらに多岐にわたります。唾液は単に口を湿らせるだけでなく、抗菌作用や消化補助、粘膜保護といった極めて重要な役割を担っています。唾液が出なくなると、パンやビスケットといった水分の少ない食べ物が飲み込みづらくなる嚥下(えんげ)障害が生じ、会話中に舌が上顎に張り付くなど、コミュニケーションにも支障をきたします。さらに深刻なのは、唾液による自浄作用が失われることで、歯の根元に虫歯が多発したり、歯周病が急速に進行したりすることです。夜中に口の乾きで何度も目が覚めるため、睡眠の質も低下し、結果として心身ともに疲弊してしまうケースが目立ちます。これらの症状は単なる「乾燥」の域を超え、生活の質(QOL)を根底から揺るがす深刻な問題なのです。
豊島区の難病患者向け機能回復券と本疾患
シェーグレン症候群は、国によって指定難病として認められている疾患です。そのため、患者さんは医療費の助成を受けられる可能性がありますが、さらに地域に密着した支援制度が存在することをご存知でしょうか。例えば東京都豊島区では、指定難病の受給者証を持つ区民を対象に「機能回復訓練費助成事業」を行っており、いわゆる「機能回復券」を発行しています。これは、区内にある指定の施術所で、鍼灸や指圧、マッサージを受ける際の費用を助成してくれる非常に有益な制度です。
特筆すべきは、この機能回復券の利用者の中に、シェーグレン症候群の患者さんが非常に多いという事実です。これは、西洋医学的な目薬や人工唾液による対症療法だけでは解消しきれない、全身の倦怠感や自律神経の乱れ、首や肩の慢性的なこりに対して、東洋医学的なアプローチが有効であると広く認知されている証拠といえます。豊島区のこの制度は、難病と向き合う方々が、単に病気を「抑え込む」だけでなく、鍼灸やマッサージを通じて身体機能を維持・向上させ、少しでも快適な日常生活を送れるようサポートすることを目的としています。このように、行政の支援を活用しながら、伝統的な手技療法を取り入れることは、長期にわたる療養生活において大きな支えとなるはずです。
*池袋東口:癒しの森指圧鍼灸院で機能回復券をご利用の方はこちらのページをご覧ください
自己免疫疾患と「四毒」の関連性
現代医学において原因不明とされることが多い自己免疫疾患ですが、その発症や悪化の背景に「食生活」が深く関与しているという視点が注目されています。特に、吉野敏明先生が提唱される「四毒(しどく)」の過剰摂取が、免疫システムを狂わせる大きな要因になっている可能性が指摘されています。ここでいう四毒とは、小麦(グルテン)、植物性の油、牛乳・乳製品、そして甘いものの四つを指します。これらは現代の食卓には欠かせないものばかりですが、実は体内の炎症を助長する性質を持っています。
例えば、小麦に含まれるグルテンは腸の粘膜に微細なダメージを与え、本来血液中に入ってはならない未消化のタンパク質などが体内に侵入する原因となります。これが免疫細胞を過剰に刺激し、自分の組織を攻撃するスイッチを入れてしまうのです。また、植物性の油(サラダ油や、健康に良いとされるオリーブオイル、亜麻仁油なども含む精製油)は、体内で酸化しやすく、細胞膜の柔軟性を奪い、炎症性物質の材料となります。さらに、砂糖や糖度の高いフルーツ、甘い野菜といった「甘いもの」は、血糖値を乱高下させ、免疫の司令塔である自律神経に過度な負担をかけます。シェーグレン症候群を単なる運の悪い病気として諦めるのではなく、これら「四毒」による体への攻撃を止めることが、自己免疫の暴走を鎮めるための第一歩となります。
進行抑制をサポートするための食生活(小麦・植物性油の制限)
シェーグレン症候群の進行を食い止めるためには、これまでの食習慣を抜本的に変える決意が必要です。安保徹先生が提唱された「病気の3過ぎ」や、前述の「四毒」を避ける「病気の四過ぎ」の概念に基づけば、まずは免疫を刺激し続けている原因物質を体に入れないことが最優先されます。具体的には、パンやパスタ、うどんといった小麦製品を完全に断つこと、そしてあらゆる植物性の油の摂取を控えることが推奨されます。多くの加工食品や揚げ物、市販のドレッシングにはこれらの油が含まれているため、自炊を中心としたシンプルな和食への切り替えが求められます。
しかし、単に「抜く」だけでは不十分です。唾液腺の機能を維持するためには、「よく噛む」という物理的な動作が欠かせません。パンのような柔らかい食べ物ではなく、玄米や根菜、キノコ類といった、しっかり咀嚼しなければ飲み込めない食材を意識的に選ぶことが重要です。一口につき30回から50回噛むことで、脳から唾液腺へ分泌の指令が送られ、残された腺組織が活性化されます。甘いものに関しても、砂糖だけでなく、はちみつや糖度の高いバナナ、カボチャなども控え、体内の糖化と炎症を防ぐ環境を整えます。このような徹底した食生活の改善は、短期間では変化を感じにくいかもしれませんが、3ヶ月、半年と継続することで、過剰な免疫反応が落ち着き、体質そのものが潤いを維持しやすい状態へと整っていくことが期待できます。
大唾液腺マッサージの具体的な方法と効果
ドライマウスに悩む方にとって、最も即効性があり、かつ自分で行える効果的なリハビリテーションが「大唾液腺マッサージ」です。これは、口の乾燥を感じた時に安易に水や人工唾液で潤すのではなく、自分の力で唾液を絞り出し、分泌腺を「訓練」する手法です。主な対象となるのは、耳下腺、顎下腺、舌下腺の三つの大きな唾液腺です。これらを適切に刺激することで、唾液の通り道である導管を広げ、分泌を促すことができます。
具体的な方法として、まず顎下腺と舌下腺へのアプローチがあります。顎の骨の内側の柔らかい部分に親指を当て、喉の奥から前方へ向かって、ゆっくりと押し上げるようにマッサージします。これにより、舌の裏側からじわっと唾液が湧き出る感覚が得られます。次に、耳の前に手のひらを当て、頬骨の下あたりを前に向かって圧迫する耳下腺マッサージを行います。これは、食事の直前に「これから食べ物が入ってくるよ」という合図として行うのが理想的です。乾燥が辛いからといって水分ばかり摂っていると、唾液腺は「自分が働かなくても水分がある」と判断してさらに萎縮してしまいます。マッサージという物理的な刺激を毎日継続することは、鍼灸治療で整えた全身のエネルギーを、実際に「唾液」という形に変えるための重要な最後の仕上げとなります。セルフケアとプロの施術を併用することで、症状の緩和と機能維持の相乗効果が期待できるのです。
参考YouTube:マッサージの方法/シェーグレン症候群 改善のための食事とマッサージ法〜後編〜
シェーグレン症候群の原因究明と鍼灸・指圧・マッサージ
自己免疫疾患を引き起こすアジュバントとは
自己免疫疾患の真の原因を探る上で、近年、免疫学の世界で非常に注目されているのが「アジュバント」という存在です。アジュバントとは、ラテン語で「助ける」という意味を持つ言葉に由来しており、本来はワ〇チンなどの効果を高めるために、免疫反応を増強させる目的で意図的に添加される物質のことを指します。少量でも体内の免疫スイッチを強力にオンにする性質を持っていますが、この「免疫を活性化させる力」が、特定の体質を持つ人においては、自分自身の組織を攻撃してしまう「自己免疫の暴走」を誘発する引き金になることが分かってきました。
このアジュバントが原因で引き起こされる一連の炎症や自己免疫症状は、専門用語で「ASIA症候群(アジュバント誘発性自己免疫・炎症性症候群)」と呼ばれ、世界中で研究が進められています。体内に導入された異物(アジュバント)が長期間残留することで、免疫細胞が常に「戦いモード」になり、その過剰な興奮状態が続くうちに、本来守るべき自分自身の細胞と異物の区別がつかなくなってしまうのです。シェーグレン症候群のような難病も、単なる偶然や原因不明の体調不良ではなく、こうした外部からの物質に対する生体の防御反応が裏目に出た結果であるという視点が、根本的な治療を考える上で非常に重要になっています。
シリコン・ワ〇チンのアジュバントとシェーグレン症候群の関係
アジュバントが自己免疫疾患の引き金になるというメカニズムにおいて、特にシェーグレン症候群との関連が深く議論されているのが「シリコン」と「ワ〇チン」に含まれる成分です。シリコンについては、過去に豊胸手術などで体内にインプラントを挿入した女性たちの間で、数年後から十数年後にドライアイやドライマウス、関節痛といったシェーグレン症候群特有の症状が現れるケースが多数報告されてきました。これはシリコンそのものがアジュバントとして働き、体内の免疫系を慢性的に刺激し続けた結果、分泌腺への自己攻撃が始まったと考えられています。
また、ワ〇チンに含まれるアルミニウム塩などのアジュバントや、最新のmRNA技術を用いた製剤が免疫系に与える影響についても無視できません。ワ〇チンは特定のウイルスに対する抗体を作るのが目的ですが、その過程で免疫系が過剰に興奮しすぎると、涙腺や唾液腺のタンパク質を誤ってターゲットにしてしまうことがあります。特にシェーグレン症候群に関連する自己抗体(抗SS-A抗体など)が、これらの接種後に検出されたり、症状が悪化したりする例が報告されています。もちろん、これらはすべての個人に起こるわけではありませんが、もともと「四毒」の摂取などで炎症体質であったり、遺伝的に免疫が敏感な方にとっては、体内に導入されたこれらの異物が、病気を発症させる最後の一押しになってしまうリスクがあるのです。
薬の副作用でシェーグレン症候群が発症する可能性
シェーグレン症候群の原因は、食生活や環境因子だけでなく、日常的に服用している「医薬品」の中に隠れていることもあります。多くの人が「病気を治すための薬」が別の病気を引き起こすとは考えにくいものですが、薬の作用機序によっては、免疫系を狂わせたり、直接的に分泌腺にダメージを与えたりするものがあるのです。例えば、がん治療に用いられる分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬といった強力な薬剤は、免疫のブレーキを外して攻撃力を高める性質があるため、その副作用として「自己免疫疾患様症状」が現れることが添付文書にも明記されています。
実際に、一部の抗がん剤の副作用項目には、はっきりと「シェーグレン症候群」という病名が記載されているものもあります。また、病名そのものがつかなくても、重度のドライアイや口渇、唾液腺の炎症を引き起こす薬は少なくありません。これは、薬が体内の化学バランスを変化させ、分泌腺の細胞を萎縮させたり、免疫細胞による誤爆を誘発したりするためです。原因不明の難病と診断された場合でも、実はその背景に過去の薬歴が関わっている可能性を疑う必要があります。もし、特定の治療を開始した時期と乾燥症状の始まりが重なっているならば、それは単なる偶然ではなく、薬物による誘発性の病態である可能性を考慮し、全身のバランスを整えるアプローチに切り替える必要があるでしょう。
参考YouTube動画
>>和田アキ子さん、菊池桃子さんそしてひろゆきさんの奥さん、シェーグレン症候群は原因不明の謎の疾患ではありません。
参考鍼灸が目指す東洋医学的な全身のアプローチ
東洋医学においてシェーグレン症候群を捉える際、単に「目や口が乾いている」という部分的な問題として見ることはありません。体内の「水(すい)」の巡りを司る臓腑、特に「肺(はい)」「脾(ひ)」「腎(じん)」の機能が低下し、全身の潤いを保てなくなっている状態と考えます。例えば「肺」は皮膚や粘膜のバリア機能を司り、「脾」は消化吸収を通じて潤いの元を作り、「腎」は体内の水分バランスをコントロールしています。鍼灸治療では、これらの臓腑に関連する経絡(エネルギーの通り道)上のツボを刺激することで、体質そのものを根本から底上げすることを目指します。
西洋医学が目薬や人工唾液で「足りないものを補う」対症療法であるのに対し、鍼灸は「自ら潤いを生み出し、巡らせる力」を取り戻すための治療です。微細な鍼による刺激は、血流を改善させるだけでなく、免疫系の過剰な興奮を鎮め、自己免疫の暴走を抑える効果も期待されています。また、お灸による温熱刺激は、冷えを解消して内臓の働きを活性化させます。このように、全身の「気・血・水」のバランスを整えることで、結果として局所の乾燥症状が和らぐだけでなく、シェーグレン症候群の患者さんが併発しやすい倦怠感、関節痛、不眠といった全身症状も同時に改善へと導くことができるのが、東洋医学的な鍼灸アプローチの大きな強みです。
局所症状と自律神経への指圧・マッサージ効果
指圧やマッサージは、シェーグレン症候群による物理的な不快感を和らげるだけでなく、免疫系と密接に関わる「自律神経」の調整に極めて大きな役割を果たします。ドライアイやドライマウスに悩む患者さんは、常に「乾き」によるストレスにさらされており、交感神経が優位な緊張状態にあります。この緊張が続くと、血管が収縮して分泌腺への血流がさらに悪化し、症状が深刻化するという悪循環に陥ってしまいます。首、肩、背中周りへの適切な指圧やマッサージは、この凝り固まった筋肉を解きほぐし、副交感神経を優位に切り替えるスイッチとなります。
副交感神経が優位になると、体はリラックスモードに入り、消化液や唾液の分泌が自然と促されるようになります。また、唾液腺の周囲を直接マッサージすることは、物理的に腺組織を刺激して滞っている分泌液を押し出す「リハビリテーション」としても機能します。特に「機能回復券」を利用して受けるプロの手技は、深部の組織まで効率的にアプローチできるため、セルフケアでは届かない部位の血行を促進し、酸素や栄養を分泌腺に届けやすくします。自律神経を整えて「戦いモード」の免疫系をなだめ、同時に局所の血流を促し、健やかな状態を支える指圧・マッサージは、シェーグレン症候群という難病と向き合う上で、非常に心強い味方となるはずです。

唾液分泌を促すセルフケアと鍼灸治療の併用
シェーグレン症候群の改善において、最も理想的な形は「プロによる治療」と「自宅でのセルフケア」の掛け合わせです。鍼灸治療によって全身の免疫バランスを整え、潤いを生み出しやすい体質へと土台作りをした上で、患者さん自身が日々の生活の中で「大唾液腺マッサージ」や「咀嚼訓練」を行うことで、治療効果は飛躍的に高まります。鍼灸で血の巡りが良くなった状態で唾液腺マッサージを行えば、よりスムーズに唾液が分泌されるようになり、その成功体験がさらに脳を刺激して分泌機能を活性化させるという好循環が生まれるからです。
また、セルフケアにおいて重要なのは、食生活での「四毒」を避けることとセットで行うことです。どれだけ鍼灸やマッサージで刺激を与えても、日々「小麦」や「植物性油」を摂取して体内に炎症の火種を投げ込んでいては、蛇口を閉めずに水を汲み出すようなものです。鍼灸治療で体の内側から炎症を鎮めつつ、自宅では「よく噛む」食事を心がけ、食事の前後で唾液腺を丁寧に揉みほぐす。この継続的な努力こそが、一度は失われかけた分泌機能を取り戻し、難病の進行を食い止めるための唯一にして最大の近道となります。自分の体の治癒力を信じ、専門家のアドバイスを受けながら一歩ずつセルフケアを積み重ねていくことで、不快な乾燥症状に振り回されない、穏やかな日常を取り戻すことができるでしょう。
シェーグレン症候群への鍼灸・指圧マッサージを活かした統合的アプローチ
- シェーグレン症候群は免疫システムが自らの分泌腺を攻撃する自己免疫疾患である
- 患者の圧倒的多数が中高年の女性であり男女比はおよそ1対17に及ぶ
- 主な症状は涙腺と唾液腺の障害による深刻なドライアイとドライマウスである
- 唾液分泌の低下は嚥下障害や多発する虫歯など口腔内の健康を著しく損なう
- 豊島区では難病患者向けに鍼灸やマッサージに使える機能回復券を配布している
- 発症の背景には小麦や植物性油など「四毒」の過剰摂取による炎症が関与している
- 病状の進行抑制をサポートするには「四毒」を控える食生活の改善が有効な一助となる
- 玄米やキノコ類などよく噛む食材を摂ることが唾液腺の活性化に繋がる
- 大唾液腺マッサージは人工唾液に頼らず自力の分泌能力を取り戻す有効な訓練である
- シリコンインプラントやワ〇チンのアジュバントが発症の引き金となる可能性がある
- 一部の抗がん剤などの医薬品には副作用として本疾患が明記されているものがある
- 鍼灸治療は東洋医学の視点から肺・脾・腎の機能を高め体質そのものを改善する
- 指圧やマッサージは自律神経を整え免疫の過剰な興奮を鎮める効果が期待できる
- 局所への指圧刺激は血流を促し、分泌腺のリハビリテーションの一助となる
- 専門的な鍼灸施術と日々のセルフケアを併用することがQOL向上のための大きな支えとなるだろう
【免責事項】本記事で紹介している内容は、シェーグレン症候群に関する多角的な知見や東洋医学的なアプローチをご紹介するものであり、特定の効果・効能を保証するものではありません。
