働きすぎと四毒が原因の高血圧を鍼灸指圧マッサージで根本改善

働きすぎと四毒が原因の高血圧を鍼灸指圧マッサージで根本改善

高血圧でお悩みの方が「高血圧 鍼灸 指圧マッサージ」というキーワードで情報を集めているとき、従来の薬物療法以外の選択肢を探しているのではないでしょうか。多くの方が「現代医学が捉えきれない高血圧の「謎」」に直面し、なぜ血圧が上がるのかという疑問を持っています。しかし、そもそも「高血圧の現状と定義」を深く見ていくと、血圧上昇は病気ではなく「体の防御反応」として生じている可能性が見えてきます。

なぜ体は防御反応を起こしているのでしょうか。主な原因は、安保徹先生が提唱されたように、「働きすぎ、悩みすぎが招く自律神経の乱れ」にあります。自律神経の乱れが血管を収縮させる一方で、吉野敏明先生が警鐘を鳴らす「血管の炎症を引き起こす「四毒」と「五悪」」、特に「血管の炎症を引き起こす植物油の真実」といった化学的な負荷も血管に深刻なダメージを与えています。このような根本原因を無視して「薬の飲みすぎで自己治癒力を妨げていないか」と立ち止まって考えることも必要です。

そこで注目されるのが、鍼灸治療と指圧マッサージによるアプローチです。本記事では、指圧マッサージが叶える副交感神経優位な状態や、鍼灸治療で血流を改善し血管の負担を軽減する方法、そしてストレスを根本から解消する鍼灸の効果について詳しく解説していきます。最終的には、「四毒の摂りすぎを止め生活習慣を改善」し、鍼灸・指圧マッサージを組み合わせることで、「心身リラックスで根本解決を目指す」道筋をご提案いたします。

この記事のポイント

  • 高血圧は病気ではなく、血管の炎症や血流確保のための体の防御反応であるという根本的な捉え方
  • 血圧上昇の真の原因は、自律神経の乱れ(働きすぎ・悩みすぎ)と食事からくる毒素(四毒・五悪)の二つにあること
  • 従来の降圧剤治療が、根本原因を解決せず、自己治癒力を妨げている可能性があること
  • 鍼灸と指圧マッサージが、自律神経を整え血流を改善することで、高血圧の根本解決に貢献できること
目次

高血圧・血管病の根本原因と鍼灸指圧マッサージの可能性

高血圧に驚く男性

現代医学が捉えきれない高血圧の「謎」

高血圧という診断を受けても、その原因が特定できないケースが非常に多いという事実をご存知でしょうか。多くの場合、血圧が高いという結果のみが示され、病気の原因は「本態性高血圧」として片付けられてしまいます。これは、9割が高血圧である人に見られる診断なのです。現在の医学では、特定の病気(腎臓病やホルモンの異常など)が原因で血圧が上がっている二次性高血圧はわずかにすぎません。いくら治療を続けても根本原因がわからなければ、薬によって一時的に数値を下げている状態にすぎないと言えるでしょう。

また、高血圧の診断基準そのものが、日本高血圧学会人間ドック学会などで異なっており、基準値が時代によって上げ下げされている背景もあります。このような現状は、医者自身も「真の基準は何か」について統一見解を持っていないことを示唆しているのです。なお、日本の現状を見ると、脳血管疾患の死亡数は減りつつある一方で、心疾患による死亡数や、腎臓病による透析患者数は増加し続けています。これだけの治療が行われているにもかかわらず、高血圧に関連する病気が増えているということは、従来の治療が根本的な解決に至っていない可能性があると考えられます。本来は、体の中で何が起こっているのかを深く見つめ直す必要があるのです。

高血圧の現状と定義

高血圧とは、血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態のことを言いますが、まず知っておくべきは、この診断基準そのものの曖昧さです。現在の日本では、収縮期血圧(上の血圧)が140mmHg以上、または拡張期血圧(下の血圧)が90mmHg以上に保たれた状態が一般的に高血圧とされています。しかし、この基準は日本高血圧学会や日本人間ドック学会など、団体によって細かく異なっており、時代や研究結果によって基準値が上げられたり下げられたりしているという事実があります。このように、医者自身も統一した絶対的な基準を持っているわけではないという点が、高血圧を「謎」にしている一因と言えるでしょう。

現在の日本における高血圧を取り巻く現状を見ると、非常に深刻な事態が見えてきます。脳血管疾患による死亡者数は減少傾向にありますが、心疾患による死亡者数や、腎臓病による透析患者数は増加の一途をたどっています。具体的には、1993年からの10年間で高血圧関連の透析患者数が2.5倍に増加しているというデータもあるのです。これは、高血圧に対する治療が行われているにもかかわらず、その合併症や関連疾患のリスクが増え続けていることを示唆しています。このため、高血圧という状態を単に数値の問題として捉えるのではなく、心臓や腎臓といった重要な臓器に慢性的な負担がかかり続けているサインとして認識し、根本的な原因に目を向けることが重要になってきます。高血圧は自覚症状がほとんどないため、気付かないうちに全身の血管がダメージを受けている、という注意すべき状態なのです。

血圧上昇は病気ではなく「体の防御反応」

「血圧が高い」と聞くと、すぐに「病気」だと考えてしまうかもしれません。しかし、高血圧は、血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態を指し、それ自体にはほとんど自覚症状がないのです。このまま高い状態が続くと、将来的に脳卒中や腎不全といった重篤な病気を引き起こす「予備軍」ですよ、と警告されている状態にすぎません。

これまでの情報から考えると、一時的な血圧上昇は、体が生命を維持するために起こしている正常な生理現象であると言えます。例えば、寒い場所にいれば末梢血管が収縮し血圧は上がりますし、運動時には心拍数が増えて血圧は上昇します。これらは、体温の維持や酸素を全身に送るための自然な反応です。このため、常に高い状態が続いている場合も、体が血流を確保するために自律的に血圧を上げていると解釈することができます。つまり、血管が硬くなっていたり、血液がドロドロで末梢まで届きにくくなっていたりする際に、心臓がポンプの力を強めて対応している、という体の「防御反応」である可能性が高いのです。これだけの要因で血圧が変動することを理解した上で、ただ単に数値を薬で下げれば良いという考え方は、体の働きを無視していることになります。

血圧が上がるのは生理現象

一時的に血圧が上がることは、病気ではなく正常な生理現象です。

要因具体例・説明
塩分摂取梅干しを一度に多量に食べるなど、塩分で一時的に血圧が上がります。
環境寒いところに行くと、末梢血管が収縮し血圧が上がります。
加齢血管が硬くなると血圧が上がります。
血液量水の飲みすぎで血液量が増加し血圧が上がります。
身体状態睡眠不足、ストレス、喫煙、アルコール、カフェインなどにより血圧が上がります。
極度の緊張舞台に立つ芸人など、極度の緊張状態では一時的に血圧が200以上になることもある生理現象です。
白衣高血圧病院などの医療機関で測定すると緊張から血圧が上がる現象で、これも一時的な生理反応の一種です。

働きすぎ、悩みすぎが招く自律神経の乱れ

高血圧を考える上で、自律神経のバランスは無視できない要素です。安保徹先生が提唱されたように、病気の背景には「働きすぎ」と「悩みすぎ」による自律神経の乱れがあります。これらの要因は、活動時や緊張時に優位になる交感神経を常に興奮した状態にさせてしまうのです。

交感神経が優位になると、体は戦闘モードに入ります。このとき、血管は収縮し、心臓は心拍数を増やして、全身に勢いよく血液を送り出そうとします。これにより、血圧は当然上昇するのです。一時的な緊張であれば問題ありませんが、「働きすぎ」や「悩みすぎ」によってこの状態が慢性化してしまうと、血管は収縮したまま硬くなり、血圧が常に高い状態で固定されてしまうのです。これが、高血圧のメカニズムの一つと考えられます。そしてもう一つは、吉野先生が提唱する「四毒」や「五悪」といった化学的な毒素も、体にとって大きなストレスであり、同様に自律神経に負担をかけます。そこから血管の炎症や免疫障害が引き起こされ、血圧の恒常性を保てなくなってしまうのです。このように、高血圧は、生活習慣からくるストレスによって心身が悲鳴を上げている状態だと認識することが重要です。

薬の飲みすぎで自己治癒力を妨げていないか

高血圧の治療は、多くの場合、降圧剤という薬を飲み続ける対症療法に頼りがちです。安保徹先生の提唱にもある通り、この「薬の飲みすぎ」は、体の持つ本来の自己治癒力や免疫力を低下させる要因となりかねません。なぜならば、高血圧は体が血流を確保するために血圧を上げている「防御反応」であるのに対し、降圧剤はその反応を強制的に抑制することで血圧の数値のみを下げるからです。言ってしまえば、降圧剤の多くは、血管を広げたり、尿量を増やして血液の水分を減らしたり、心臓の働きを抑えたりすることで作用します。しかし、これらのアプローチは、高血圧を引き起こした根本的な原因(例えば、血管の炎症や自律神経の乱れ)を何一つ解決していません。

他にも、降圧剤には注意すべき副作用のリスクが伴います。降圧剤の種類によっては、発がん性のリスクが指摘されているものや、毎年のように死亡例が報告されているという事実もあります。もちろん、重篤な副作用は「まれに」発生するものではありますが、一度薬を飲み始めると長期間にわたって服用を続ける必要があるため、そのリスクに常に晒され続けることになります。さらに、薬は体にとって異物であるため、飲み続けるうちに体が薬に慣れてしまい、次第に効き目が弱くなる薬剤耐性が生じることもあります。このように考えると、まだ病気と断言されていない「高血圧」という状態に対して、長期的に副作用のリスクがある薬を飲み続けることが、本当に最善の策なのかどうかを立ち止まって考える必要があるでしょう。

血管の炎症を引き起こす「四毒」と「五悪」

高血圧を根本から解決するためには、吉野敏明先生が提唱する「四毒」と「五悪」という、現代人が日常的に摂取している化学的・物理的な毒素の影響を無視することはできません。これらの物質は、血管壁に持続的な炎症を引き起こし、高血圧や動脈硬化を進行させる真の原因だと考えられているのです。まず、「四毒」とは、小麦、植物性の油、牛乳乳製品、甘いものを指します。特に植物性の油は、体に油汚れ(プラーク)を作り出し、血管の炎症を招く最大の要因とされ、健康に良いとされるオリーブオイルや亜麻仁油といった精製された油も控えるのが基本です。また、甘いものとは砂糖だけでなく、血糖値を急激に上げるはちみつや糖度の高い果物・野菜も対象に含まれます。

一方、「五悪」とは、食品添加物、農薬、除草剤、化学肥料、遺伝子組み換え食品のことです。これらは体内で解毒の負担となり、免疫システムを疲弊させます。前述の通り、高血圧は血管の炎症と免疫障害によって引き起こされる側面があるため、これらの化学物質を摂取し続けることは、血管壁に継続的にダメージを与えていることになります。これだけの化学物質を毎日摂取し続けていては、体が本来持つ自然な血圧調整機能が狂ってしまうのは当然のことでしょう。あなたがもし血圧を気にされているのであれば、薬で数値を下げる前に、まずはこれらの四毒・五悪を極力生活から排除することから始めることが、根本的な解決への第一歩となります。

血管の炎症を引き起こす植物油の真実

従来の医学界、特に循環器医療や血管治療の分野では、長らく「コレステロールが動脈硬化の原因であり、それを避けるために良い油(オリーブ油、亜麻仁油など)を取り、塩分を控えるべき」という常識に基づいて治療が行われてきました。これにより、降圧剤コレステロールを下げる薬が処方され、血管病が減るとされてきたのです。しかし、現実のデータを見ると、この治療方針に大きな疑問符が投げかけられています。なぜならば、コレステロールを下げる薬が普及し、塩分摂取量が減っているにもかかわらず、高血圧は40年で3倍に、高脂血症は20年で2倍に増加しているという矛盾した現状があるからです。

そこで、吉野敏明先生は、この矛盾こそが「四毒」の一つである植物性の油に真の原因があると考えます。先生の専門分野である歯周病の再生医療の現場では、歯の周囲の微細な血管ネットワーク(毛細血管)を再生させる治療を行う際、患者さんが植物性の油を摂取していると、血管の再生が極めて悪くなるという臨床的な発見がありました。この経験から、コレステロールや塩分ではなく、植物性の油こそが血管病を引き起こす真犯人であるという確信に至ったのです。

従来の動脈硬化の定説では、血管の内膜に傷がつき、そこにLDLコレステロールが入り込んでプラークを形成するとされます。しかし、吉野先生が重視するのは、植物性の油が分解された「超美粒子の脂肪滴」です。この超美粒子の脂肪滴が、血管内皮細胞のわずかな隙間を広げ、血管内に入り込み、油汚れとなって溜まることこそがプラークの正体であるとしています。このため、いくらコレステロールの数値を薬で下げても、血管に油汚れが溜まり続ける限り、根本的な治癒には至らないのです。逆に言えば、「良い油を取っている」と言われた人がその油をやめた途端、血圧やコレステロール値が改善したという報告が多数寄せられていることは、「論より証拠」として、植物油の危険性を示していると言えるでしょう。本来は、血管の再生を妨げる植物油の摂取を止め、炎症を鎮めることこそが、高血圧と血管病の根本的な治療法となるのです。

植物油脂たっぷりの食品

高血圧の根本解決に導く鍼灸指圧マッサージの活用法

指圧マッサージが叶える副交感神経優位な状態

指圧マッサージは、高血圧対策において非常に有効な手段の一つです。その最大の貢献は、自律神経のバランスを整え、副交感神経を優位な状態に導くことにあります。前述の通り、高血圧の原因の多くは、働きすぎや悩みすぎといったストレスにより、血管を収縮させる交感神経が常に過緊張している状態にあります。ここで指圧マッサージの出番となります。心地よい圧迫刺激を皮膚や筋肉に与えることは、体全体に「安全である」という信号を送り、強制的にリラックスモードへの切り替えを促すのです。

これを副交感神経優位の状態と言いますが、この状態が実現すると、過度に緊張していた血管が弛緩し、血流が改善されます。これだけの刺激を通じて体がリラックスできると、心臓が強い力で血液を送り出す必要が軽減されるため、自然と血圧が安定しやすくなります。ただし、注意点もあります。血圧が極端に高い方や不安定な方は、急激な体位変換や、あまりにも強い刺激は、かえって交感神経を一時的に興奮させ、血圧を上昇させる可能性があるのです。そのため、指圧マッサージを受ける際は、必ず施術者に高血圧であることを伝え、穏やかで丁寧な施術を依頼することが大切です。指圧マッサージは、薬のような即効性はありませんが、継続することで自律神経をリセットし、高血圧になりにくい体質へと変えていく貢献が期待できます。

【池袋東口】癒しの森指圧鍼灸院で指圧マッサージ治療ご希望の方はこちらのページをご覧ください。

鍼灸治療で血流を改善し血管の負担を軽減

鍼灸治療は、高血圧を根本から改善する上で、血流改善と血管の負担軽減という点で、極めて重要な役割を果たします。鍼灸は、全身に点在する特定のツボ(経穴)を刺激することで、体内に滞っていた「気」や「血」の流れをスムーズにする働きがあります。特に、細い鍼を使ってツボを刺激すると、その反射作用により、血管周囲の筋肉の緊張が緩みます。その結果、末梢の毛細血管まで血液がしっかりと行き届くようになるのです。

このように血流が改善されると、高血圧が引き起こされる要因の一つである血管への物理的な負担が大きく軽減されます。血流が悪化していると、心臓は「もっと強く血液を送れ」という指令を出し続けますが、鍼灸によって血管の通りが良くなれば、心臓のポンプ機能への依存度が下がるからです。また、鍼灸の刺激は、自律神経の調整作用も持っているため、血管を収縮させる要因そのものを減らします。古くから、鍼灸は高血圧やそれに伴う頭痛、肩こりなどの症状を和らげるために用いられてきました。しかし、鍼灸治療もあくまで体の調整を促すものですから、治療を受けているからといって、四毒の摂りすぎや働きすぎといった生活習慣の乱れを続けていては、効果は限定的になってしまいます。鍼灸の力を最大限に引き出すためにも、生活習慣の見直しは欠かせません。

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ストレスを根本から解消する鍼灸の効果

高血圧を悪化させる主要な原因の一つが、安保徹先生が指摘した「悩みすぎ」による慢性的なストレスです。ストレスは、自律神経を乱し、血管を収縮させて血圧を上げるだけでなく、心身に様々な不調を引き起こします。鍼灸治療は、このストレスを根本から解消することに強い貢献ができます。なぜならば、鍼灸の施術は、体に対して物理的な刺激を与えつつも、深いリラクゼーション状態を誘発するからです。施術中は、ほとんどの人が眠ってしまうほど副交感神経が優位になり、全身の緊張が緩みます。

このとき、脳内では興奮を鎮めるセロトニンなどの神経伝達物質が分泌され、ストレスホルモンの過剰な分泌が抑制されます。つまり、鍼灸は心と体の両面からストレス反応をリセットするのです。いくら頑張って意識的にリラックスしようとしても難しい精神的な疲労や緊張も、鍼灸の力を借りることで自然に解消に向かいます。ストレスが解消されると、自律神経の乱れが改善され、その結果として血圧の変動も穏やかになります。当然ながら、鍼灸治療を受けただけで職場での激務や家庭での悩みが消えるわけではありません。しかし、鍼灸を受けることで得られた心の余裕やリラックスした状態を維持し、ストレスの原因となる生活習慣を見直すきっかけとすることが、高血圧の克服において非常に重要です。

四毒の摂りすぎを止め生活習慣を改善

高血圧を根本から改善するためには、薬や鍼灸・指圧マッサージといった外部からのアプローチだけでなく、毎日の生活習慣、特に食事の見直しが極めて重要です。吉野敏明先生が提唱する「四毒」(小麦、植物性の油、牛乳乳製品、甘いもの)の摂りすぎをやめることは、血管の炎症を抑え、高血圧の原因を断ち切る上で不可欠な行為と言えます。まず、多くの人が見落としがちなのが「植物性の油」です。健康に良いとされているオリーブオイルや亜麻仁油であっても、精製された油はすべて血管に炎症を引き起こす要因となるため、摂取を極力控える必要があります。次に、甘いものですが、これは砂糖だけでなく、血糖値を急激に上げて血管に負担をかけるはちみつや糖度の高い果物・野菜まで対象になります。

また、四毒だけでなく、「五悪」(食品添加物、農薬、除草剤、化学肥料、遺伝子組み換え食品)の摂取も血管の炎症と免疫障害を招きます。いくら鍼灸や指圧で自律神経を整えても、体内にこれらの化学物質が継続的に入ってきてしまえば、体は常に解毒に追われ、血管の正常な働きが妨げられてしまうのです。そのため、無農薬・無添加の食材を選び、四毒を抜いた食事を心がけることが、高血圧を体質から改善するための最良の方法と言えるでしょう。この食生活の改善と並行して、前述の通り、自律神経の乱れを引き起こす「働きすぎ」や「悩みすぎ」といった生活のストレス源を見直すことも、血圧安定には欠かせません。

【結論】心身リラックスで根本解決を目指す

これまでの情報を総合的に考えると、高血圧の根本解決は、単に降圧剤で数値を下げることではなく、心身のリラックスと生活習慣の抜本的な見直しにあると言えます。まず、高血圧は体が自律的に血流を確保しようとしている「防御反応」であり、薬で強制的にこの反応を抑え続けると、体の持つ本来の自己治癒力を妨げてしまう可能性があります。そのため、薬だけに頼るのではなく、体の声を聴く姿勢が重要です。

次に、その防御反応を引き起こしている原因、つまり「四毒・五悪」による血管の炎症、そして「働きすぎ・悩みすぎ」による自律神経の過緊張を取り除く必要があります。ここで、鍼灸治療と指圧マッサージが大きな貢献を果たします。指圧マッサージは副交感神経を優位にして血管を緩め、鍼灸治療は血流を改善しながらストレスを根本から解消します。これらを活用して心身をリラックスさせ、血圧調整の能力を回復させることが、高血圧の克服への道筋です。繰り返しますが、鍼灸や指圧は対症療法ではなく、体を整えることで自ら治る力を引き出すためのものです。最終的に、当「癒しの森指圧鍼灸院」では、指圧マッサージまたは鍼灸治療のどちらかを選択し、患者様一人ひとりの症状に合わせて心身の緊張を解き、高血圧の根本解決を目指していきます。

高血圧の根本解決を目指す鍼灸指圧マッサージ総括

  • 高血圧とは、心臓や腎臓に慢性的な負担がかかっている「体の防御反応」である
  • 現在の医学における高血圧の診断基準は、団体により異なり、曖昧な面がある
  • 日本の現状として、高血圧治療が進む一方で、心疾患や透析患者は増加しており、従来の治療が根本解決に至っていない可能性がある
  • 一時的に血圧が上がるのは、環境やストレス、加齢などによる正常な生理現象である
  • 病院での緊張により血圧が上がる白衣高血圧も、一時的な生理反応の一つである
  • 安保徹先生の提唱する「働きすぎ」「悩みすぎ」は、交感神経を過緊張させ、血管収縮を通じて血圧を固定化させる
  • 「薬の飲みすぎ」という対症療法は、高血圧の根本原因を解決せず、体の自己治癒力を妨げる可能性がある
  • 降圧剤の長期服用は、発がん性や薬剤耐性といった副作用のリスクを伴う
  • 吉野敏明先生の提唱する「四毒」(小麦、植物油、牛乳乳製品、甘いもの)は、血管の炎症を引き起こす真の原因である
  • 特に植物性の油(オリーブ油や亜麻仁油含む)は、血管内に油汚れ(プラーク)を作り、血管の再生を妨げる
  • 「五悪」(食品添加物、農薬など)も、自律神経と免疫システムに負担をかけ、血管の炎症を悪化させる
  • 指圧マッサージは、心地よい刺激で副交感神経を優位にし、血管を緩めて血圧安定に貢献する
  • 鍼灸治療は、ツボ刺激により血流を改善し、心身両面のストレスを根本から解消する
  • 鍼灸・指圧マッサージを活用し、四毒・五悪の摂取と働きすぎを止めることが、高血圧の根本解決への道筋である
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