妊娠を目指すなら四毒と3過ぎを止めよ!根本解決の鍼灸・指圧マッサージ

妊娠を目指すなら四毒と3過ぎを止めよ!根本解決の鍼灸・指圧マッサージ

妊活を頑張る中で、「どうして妊娠しないんだろう?」「今の治療で本当に大丈夫かな?」と悩む方はたくさんいらっしゃいます。
この記事では、今の医療の考え方に加えて、吉野敏明先生や安保徹教授といった専門家の視点を取り入れ、不妊の原因を体の奥底から見つめ直します。そして、私たちが提案する鍼灸・指圧マッサージが、その根本的な原因にどうアプローチできるのかを、わかりやすくお話しします。
まず、不妊の原因の一つである子宮の病気(子宮腺筋症チョコレート嚢胞など)が、実は体の慢性的な炎症からきていることを解き明かします。その炎症の元となるのが、日々の食事に含まれる「四毒」や、ストレスによる免疫の乱れです。また、虫歯のように思える歯周病や親知らずの炎症も、妊娠を邪魔する大きな原因になっていることがわかっています。

さらに、東洋医学的な視点から、「第7チャクラ」という体のリズムを司る大切な部分が、どのように食生活で乱されてしまうのかも解説します。
体の炎症や乱れを根本から解決し、妊娠しやすい体質を作るための生活習慣と、そのサポート役としての鍼灸と指圧マッサージの具体的な役割をご紹介します。薬だけに頼るのではなく、ご自身の体を変えていくためのヒントが詰まっています。

この記事のポイント

  • 不妊症の原因が子宮の疾患だけでなく、全身の慢性炎症(四毒、歯周病、自律神経の乱れ)にあること
  • 現代のホルモン療法が根本的な食習慣の問題を解決していないという限界点
  • 妊娠に必要な体のリズム(第7チャクラ/松果体と月の引力)が、日常の食習慣によって乱されるメカニズム
  • 鍼灸治療と指圧マッサージが、自律神経を整え血流を改善することで、慢性炎症を断ち、体質改善を促す役割
目次

不妊症の根本原因に鍼灸・指圧マッサージで挑む

不妊症とは?子宮の慢性疾患の基礎知識

不妊症とは、避妊をせずに性生活を送っていても、一定期間(一般的に1年)妊娠しない状態を指します。多くは女性側の要因が注目されますが、実際は男女どちらにも原因がある可能性があり、両方を考慮に入れる必要があるのです。ここでは特に、女性の不妊の大きな原因となる子宮に関する慢性疾患、「異所性子宮内膜迷入症」について解説します。これは、子宮内膜の組織が、本来あるべき子宮の内側(子宮内腔)以外の場所にできてしまう病気です。病気の定義としては、子宮内膜が間違えて子宮の外側にある筋肉や、遠く離れた卵巣まで飛んでいってしまうことが挙げられます。卵巣に血液が溜まってしまうとチョコレート嚢胞、子宮の筋肉層にできると子宮腺筋症と呼ばれ、これらは異なる疾患名ですが、メカニズムは同じ異所性子宮内膜迷入症なのです。症状の原因は、月経周期に伴う女性ホルモンの影響を受けて、異所性の内膜組織も出血を起こすことにあります。その血液が溜まることで炎症や激しい痛み、癒着を引き起こし、妊娠しにくい環境を作ってしまいます。さらに、子宮を収縮させるプロスタグランディンE2(PGE2)というホルモンが、子宮の筋肉の炎症によって大量に出され、これが激しい生理痛の原因ともなるのです。古くから、子宮は妊娠と出産のために非常に重要な器官であると考えられており、その状態が全身の健康と深く結びついていることを理解することが、不妊の根本的な解決の第一歩となります。

現在の標準的な治療法と問題点

不妊症や、それに深く関わる子宮内膜症などの疾患に対し、現在の西洋医学における標準的な治療法は主にホルモン療法です。これらの疾患は、エストロゲンが多くなると痛みが強くなるという特性を持っています。そこで、治療では主にエストロゲンを阻害する薬の投与が行われます。具体的には、子宮内膜の増殖を抑えるためのエストロゲンを抑制する薬(例:リュープリンなど)や、人工的な黄体ホルモンであるプロゲステロンを増加させる薬(例:ディナゲスト、ミレーナなど)が使われます。これらの薬の目的は、病気の進行を遅らせることにあります。
しかし、これらの治療にはデメリットや注意点もあります。例えば、強力なエストロゲン抑制作用を持つ薬を使うと、ホットフラッシュ骨密度の低下といった更年期症状と同じ副作用が出ることがあるのです。

💊 高度生殖医療で使用される薬剤の過剰利用

さらに、高度生殖医療の分野では、排卵を促すためにクロミッド(クロミフェン)、フェマーラ(レトロゾール)などの排卵誘発剤、また子宮内膜を厚くするためにエストラーナ(エストロゲン製剤)などが頻繁に使用されます。これらの薬は、体外受精の成功率を高めるために不可欠な側面がある一方で、過剰に利用することには害が伴います。

  • 排卵誘発剤の過剰利用は、卵巣を酷使し、結果的に卵巣機能の低下(卵巣の老化)を早めるリスクが指摘されています。
  • エストラーナのようなエストロゲン製剤の投与は、体外からエストロゲンを補充することになり、前述の食習慣によるエストロゲン過剰の問題をさらに悪化させることにもつながりかねません。

一方、吉野敏明先生のような視点を持つ医師は、これらの治療が根本解決につながりにくい点を指摘しています。なぜなら、日々の食習慣によってエストロゲンを増やす行為を続けていながら、薬でそれを抑制したり、あるいは排卵を無理にコントロールしたりするアプローチは、矛盾している状態だからです。たとえ話で言えば、糖尿病の人が甘いものを食べ続けて血糖値が高いのを、インスリン注射で下げているのと似ています。言ってしまえば、アクセル(食習慣)を強く踏みながら、ブレーキ(薬)を全力で踏んでいる状態なのです。このような理由から、薬物療法で症状を一時的に抑えつつも、同時に生活習慣や食習慣を見直し、病気の根本原因を断つことが重要であると考えられます。

エストロゲンが増える原因と吉野敏明先生の四毒の影響

ここでは、子宮内膜症などの疾患を進行させる大きな要因であるエストロゲンが過剰になる原因と、吉野敏明先生が警鐘を鳴らす「四毒」の影響について解説します。エストロゲンが多くなる根本的な原因は、実は私たちの日々の食事にあると考えられています。

その中の一つに、乳製品が挙げられます。牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品には、エストロゲンそのものが含まれています。本来、女性の体内でエストロゲンが出る時期は月経周期で決まっていますが、毎日乳製品を摂取することで、エストロゲンを常に補充している状態になってしまうのです。そしてもう一つは、植物性の油です。リノール酸(オメガ6)やオレイン酸(オメガ9)といった植物性の油は、体内でエストロゲンの原料となります。そのため、これらをたくさん摂れば、エストロゲンも多く作られるに決まっています。前述の通り、生理痛や早産・流産に関わるプロスタグランディンE2(PGE2)も、植物性の油を原料として作られるため、植物性の油の摂りすぎは、女性の体にとって大きな負担となります。

吉野敏明先生は、不妊や慢性疾患の大きな原因となる食品として、これらを「四毒」の一つに数えています。四毒とは、小麦、植物性の油、牛乳・乳製品、甘い物を指します。これらの食品を摂りすぎることにより、エストロゲンの過剰な補充と、炎症の原料となる物質を増やすことになり、これが子宮の慢性疾患や不妊の原因となっているというのが、先生の理論なのです。

妊活中の方は、葉酸などのサプリメントを利用することが一般的ですが、吉野先生は、「昔の人は10人出産してサプリメントを摂っていましたか? 四毒を完璧に抜けば、葉酸などのサプリメントも不要です」と断言しています。つまり、薬でエストロゲンを抑制したり、サプリメントで栄養を補給したりする前に、まず四毒を止めることで、エストロゲン過剰と慢性炎症という根本的な原因を断つことが、健康回復への最も確実な近道となるでしょう。

カフェラテを飲む女性

子宮内膜細胞が異所へ「迷入」する原因と「四毒」による免疫異常

子宮内膜症や子宮腺筋症などの原因となる子宮内膜細胞の「迷入」は、実は健康な女性の体内でも起こっている現象です。子宮内膜の組織は、生理の際に排出されますが、その一部が逆流し、卵巣や子宮筋層などの異所へ移動することがあります。しかし、通常であれば、これらの間違って移動してきた細胞は、体内の免疫機能によって速やかに処理され、病気に進行することはないのです。正常な免疫の状態であれば、マクロファージなどの免疫細胞が異所性の内膜細胞を捕食したり、白血球から放出されるTNF-α(腫瘍壊死因子)といったサイトカインが攻撃して破壊したりします。ところが、吉野敏明先生が提唱する「四毒」を日常的に摂取し続けると、この重要な免疫システムが大きく乱れてしまいます。特に小麦に含まれるグルテンが問題です。グルテンを摂取し続けると、免疫細胞が出すTNF-αが、本来攻撃すべき異所性の内膜細胞を攻撃しなくなってしまうことがわかっています。余ったTNF-αは、内膜細胞の増殖を促す因子(VEGF:血管内増殖因子)として機能し、逆に病気の進行を助けてしまうのです。さらに、TNF-αはナチュラルキラー細胞(NK細胞)の働きも抑えます。つまり、四毒の一つである小麦を食べることで、間違って迷入した内膜細胞に対する免疫の監視と攻撃が停止し、炎症が促進され、血管が新生されて病気が進行するというメカニズムが考えられます。このように、食習慣が免疫の異常を引き起こし、子宮の慢性疾患の根本原因となっているのです。

安保徹教授の病気の3過ぎの影響

安保徹教授は、「病気は『3過ぎ』から起こる」という理論を提唱しており、これは不妊症や子宮の慢性疾患を考える上でも非常に重要な視点を提供します。安保教授が指摘する「3過ぎ」とは、働きすぎ、悩みすぎ、薬の飲みすぎを指しています。これら3つの「過ぎ」は、自律神経のバランスを崩し、免疫力や血流を低下させる最大の原因となるのです。まず働きすぎは、交感神経を過度に緊張させ、血管を収縮させて血流を悪化させます。子宮や卵巣への血流が滞ると、細胞に必要な栄養や酸素が届かなくなり、機能が低下します。また、悩みすぎやストレスも、同様に交感神経を優位にし、全身の緊張状態を招きます。ストレスホルモンが過剰に分泌されることで、ホルモン全体のバランスが崩れ、月経周期や排卵にも悪影響を及ぼします。これは、現代社会の忙しい生活の中で不妊に悩む方が増えている背景とも合致しているのではないでしょうか。そして、薬の飲みすぎです。対症療法としての薬を長期的に使用することで、自律神経や内分泌系に負担がかかり、体本来の治癒力が低下してしまうのです。安保教授のこの考え方は、前述の「四毒」による免疫異常と合わせて考えると、不妊の根本解決がいかに生活習慣と心の状態に深く関わっているかを物語っています。これらの「3過ぎ」を止め、心身をリラックスさせることが、自律神経のバランスを整え、妊娠しやすい体へと導くための鍵となります。

歯周病と高血圧・早産・低体重児出産

口腔内の疾患である歯周病が、不妊や妊娠継続にまで大きな影響を与えるという事実は、初めて聞く方にとっては驚きかもしれません。しかし、歯周病は単なる口の中の問題ではなく、全身の慢性炎症の起点となるのです。歯周病が進行すると、病巣からインターフェロンガンマ(IFN-γ)やプロスタグランディンE2(PGE2)といった炎症性の物質が血流に乗って全身へと放出されます。特にPGE2は、出産時の陣痛を引き起こすホルモンそのものです。このPGE2が歯周病によって常に放出されていると、子宮は刺激を受け続け、擬似的に出産を促す状態になってしまいます。その結果、早産や低体重児出産のリスクが、正常な人に比べて非常に高くなることが、1980年代前半の研究で明らかになっています。また、PGE2は毛細血管を収縮させる作用を持つため、全身の血管に影響を及ぼし、高血圧の原因となることもあります(原因不明の本態性高血圧症の原因の一つと考えられています)。妊娠を望む方や不妊治療を行っている方は、お口の中に慢性的な炎症がないかをチェックすることが不可欠です。妊娠してから歯周病治療を始めても遅いことが多いため、妊娠前から徹底的に口腔ケアを行い、親知らずの炎症なども含めて炎症の種を取り除くことが、安全な妊娠と出産への重要なステップとなるのです。

歯周病治療中の女性

自然な妊娠を目指す鍼灸・指圧マッサージの役割と選び方

妊娠性歯肉炎と女性ホルモン

妊娠中に歯茎が腫れる「妊娠性歯肉炎」は、単にホルモンバランスが変化したから起こるという単純な話ではありません。実は、特定の種類の歯周病菌が、女性ホルモンであるエストロゲンによって増殖するという、非常に具体的なメカニズムが関わっています。その代表的な細菌が、プレボテラ・インターメディア(Prevotella intermedia)です。この細菌は、エストロゲンの量が増加する時期、例えば生理前や妊娠期に活性化し、増殖することがわかっています。そのため、「妊娠したら誰でも歯肉炎になる」わけではなく、元々この菌を口腔内に保有しているかどうかが、歯肉炎の重症度を大きく左右するのです。また、この菌は黒色色素産生菌群に属し、その増殖のために鉄を必要とします。この鉄は、赤血球の中のヘモグロビンに含まれているため、細菌はジンジパインやプロテアーゼといった酵素を放出し、歯茎を出血させて赤血球を壊し、鉄を獲得しようとします。これにより、歯茎の炎症と出血がさらに悪化し、全身の炎症レベルを高めることにつながります。前述の通り、慢性的な炎症は不妊や早産のリスクを高めるため、妊娠を望むのであれば、妊娠前からこれらの特定の細菌を特定し、口腔内の環境を整えておくことが、極めて重要であると言えるでしょう。妊娠後に慌てて治療を始めても、手遅れになってしまう可能性があるのです。

親知らずと不妊の関係

多くの方が「親知らずが腫れるのは風邪をひいた時のような偶然だ」と考えていますが、これは誤解です。親知らずが腫れる現象は、正確には「親知らずの歯周病」であり、歯肉が炎症を起こしている状態なのです。この炎症が、不妊の一因となることがあります。親知らずは、生え方や位置が悪く、歯ブラシが届きにくい場所にあることが多いため、慢性的な炎症が持続しやすいのです。特に、歯茎の下に完全に埋もれてしまっている埋伏歯であっても、周囲に細菌が溜まり、炎症を引き起こす可能性があります。吉野敏明先生の臨床経験からも、長期間不妊治療を続けても子供ができなかった女性が、たまたま親知らずを抜いた後、自然に妊娠できたという事例が何ケースも報告されています。これは、慢性的な親知らずの炎症が引き起こす全身の炎症が、体内のホルモンバランスや子宮内膜の状態に悪影響を与え、妊娠しにくい状態を作り出していた可能性を示唆しています。実際、不妊治療中の女性の口腔内をPCRによる細菌検査で調べたところ、プレボテラ・インターメディアなどの黒色色素産生菌群を保有しているケースが多く見られました。これらの細菌を除菌したところ、妊娠に至った事例が教科書にも記載されています。したがって、不妊治療を始める前に、目に見えない慢性の炎症源である親知らずの有無や状態をチェックし、必要であれば抜歯や治療を行うことが、妊娠への近道となる場合があるのです。

第7チャクラと宇宙(重力)の関係

スピリチュアルなイメージの強い「チャクラ」ですが、吉野敏明先生の理論では、これを身体の具体的な内分泌器官や神経中枢と対応させ、科学的に読み解いています。その中でも、妊娠と深く関わるのが第7チャクラです。第7チャクラは、脳の中にある松果体という小さな器官に対応しています。

この松果体は、占いのようなものではなく、重力や電磁波といった宇宙からの情報を感知する、いわばセンサーとして機能しています。松果体が最も強く影響を受けているのが月の引力です。月が地球の周りを回る周期(約28.5日)は、女性の月経周期と一致しており、松果体が月の引力を感知し、その情報を電気信号に変換します。この信号は、次の脳下垂体(第6チャクラ)へと伝わり、そこでホルモンという液体物質に変換されて、卵巣を刺激する卵胞刺激ホルモンなどが分泌され、排卵や月経周期が調整されるのです。これが乱れると、生理不順や月経周期の乱れといった形で現れ、不妊の原因となります。前述の通り、この重要な松果体が、四毒(特に小麦に含まれるグルテン)によって炎症性物質であるTNF-αの攻撃を受けると、その機能が低下し、月経周期が狂ってしまいます。つまり、妊娠を望むのであれば、子宮だけでなく、まず第7チャクラ(松果体)から始まる、宇宙のエネルギーと体のリズムの繋がりを正常化することが不可欠なのです。

四毒が第7チャクラと妊娠を乱すメカニズム

四毒が第7チャクラと妊娠を乱すメカニズム

吉野敏明先生の理論に基づくと、日常的な食習慣に含まれる四毒(小麦、植物性の油、牛乳・乳製品、甘い物)が、妊娠に必要な体のリズムを司る第7チャクラ(松果体)の機能をいかに乱すかが分かります。前述の通り、松果体は月の引力という宇宙の情報をキャッチし、月経周期の指令を出す重要なセンサーの役割を持っています。しかし、四毒を摂取し続けると、この繊細なシステムが壊されてしまうのです。特に小麦に含まれるグルテンが、免疫細胞が出すTNF-α(炎症性物質)を過剰に増やし、そのTNF-αが血液脳関門を超えて脳内に侵入し、直接松果体を攻撃してしまうことが問題です。松果体が攻撃されると、重力情報の電気信号への変換がうまくいかなくなり、結果として月経周期が狂うことになります。これに加えて、植物性の油はTNF-αの過剰生産の原料となるため、炎症はさらに悪化します。また、牛乳・乳製品によるエストロゲンの過剰な補充は、体内のホルモン状態を疑似妊娠のように見せかけてしまい、卵巣からの正常な排卵指令を乱します。このように、四毒は第7チャクラから始まり、ホルモン分泌、免疫監視、炎症レベルという複数の経路を通じて妊娠に必要な体内環境を多角的に破壊してしまうのです。どれだけ高額な不妊治療を行っても、この根本的な体のリズムの乱れを放置していては、効果が出にくいと考えられます。


根本的な解決策:慢性炎症を断つ生活習慣

不妊や子宮の慢性疾患を解決し、妊娠しやすい体質を作るための根本的な解決策は、対症療法としての薬に頼るのではなく、慢性炎症を断つ生活習慣を確立することにあります。まず最も重要なのは、吉野敏明先生が提唱する四毒(小麦、植物性の油、牛乳・乳製品、甘い物)の摂取を徹底してやめることです。これを実行することで、エストロゲンの過剰な補充が止まり、炎症性物質の原料供給が断たれ、免疫システムが正常に機能を取り戻す基盤が整います。四毒を断つことが、体内の「ブレーキ」と「アクセル」を同時に調整する行為であり、子宮の慢性炎症を鎮める最初のステップなのです。また、安保徹教授の理論から見ても、「病気の3過ぎ」、すなわち働きすぎ、悩みすぎ、薬の飲みすぎを止めることが不可欠です。これらを断ち、心身をリラックスさせることで、乱れていた自律神経のバランスが整います。自律神経は血流と免疫を支配しているため、バランスが回復すれば、子宮や卵巣への血流が改善し、細胞の働きが活性化します。さらに、前述の通り、歯周病や親知らずの炎症といった口腔内の慢性炎症源も、不妊の原因となるため、これらを治療しておくことも非常に重要です。これだけの生活習慣の見直しを行うことで、体の奥深くにある慢性炎症が静まり、本来備わっている妊娠・出産能力が最大限に発揮される環境が作られるのです。


鍼灸治療の役割と指圧マッサージの役割

不妊の根本解決を目指す上で、東洋医学に基づく鍼灸治療と指圧マッサージは、どちらも非常に重要な役割を担います。

まず、指圧マッサージの役割は、安保徹教授の言う「働きすぎ」や「悩みすぎ」によって生じた全身の緊張、特に交感神経優位な状態を強力に緩和することにあります。深部の筋肉や関節の緊張を緩め、副交感神経を優位にすることで、心身を深いリラックス状態に導くのです。こうすれば、過剰なストレスホルモンの分泌が抑えられ、自然なホルモンバランスが回復しやすくなります。

一方、鍼灸治療の役割です。鍼灸は、自律神経やホルモン系のバランスを整えることに優れており、特に第7チャクラ(松果体)から子宮に至るまでの指令系統の乱れに対して効果的です。鍼の刺激は、乱れた交感神経と副交感神経のバランスを調整し、血流を改善することで、炎症によって硬くなった子宮や卵巣の周囲に栄養と酸素を届けます。これは、薬の飲みすぎや悩みすぎによる血流の滞りを解消し、体の自己治癒力を引き出す働きがあるのです。

どちらの治療も不妊治療には有効ですが、当院の来院患者様を対象としたデータでは、レディースクリニックでの生理3日目の血液検査によるホルモン値は、鍼灸治療のほうがより良い結果が得られている傾向があります。このことから、より深いホルモンバランスの調整を目指すなら、鍼灸治療が特に効果的であると考えられます。

癒しの森指圧鍼灸院では、患者様一人ひとりの体の状態や「3過ぎ」の度合い、そして目的に応じて、これらの指圧マッサージまたは鍼灸治療を選択することが可能です。四毒の摂りすぎを止め、鍼灸マッサージで心身をリラックスさせることが、妊娠という目的への根本解決を目指す最善の方法であると考えられます。

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不妊症の根本解決を目指す鍼灸・指圧マッサージと慢性炎症の関連まとめ

  • 不妊症は、女性だけでなく男女どちらにも原因がある可能性があり、全身の問題として捉えるべきだ
  • 子宮腺筋症やチョコレート嚢胞は、子宮内膜が本来あるべき場所以外に迷入する「異所性子宮内膜迷入症」という同じメカニズムで起こる
  • 異所性の子宮内膜組織はホルモンの影響で出血し、炎症や激しい生理痛(PGE2の過剰放出)の原因となる
  • 現在の標準治療であるホルモン療法は、食習慣でエストロゲンを増やしながら薬で抑えるという矛盾を抱えている
  • 吉野敏明先生の提唱する四毒(小麦、植物性の油、牛乳・乳製品、甘い物)が、エストロゲン過剰や炎症の根本原因である
  • 牛乳・乳製品にはエストロゲンそのものが含まれ、植物性の油はエストロゲンの原料となり過剰生産を招く
  • 小麦に含まれるグルテンは、免疫細胞TNF-αの働きを狂わせ、子宮内膜細胞の増殖を助け、病気の進行を促進する
  • 安保徹教授の病気の3過ぎ(働きすぎ、悩みすぎ、薬の飲みすぎ)は、自律神経の乱れを通じて血流と免疫力を低下させる
  • 歯周病は、陣痛を引き起こすPGE2を慢性的に放出し、早産や低体重児出産のリスクを高める
  • 親知らずの慢性炎症(歯周病)が不妊の原因となることがあり、除菌や抜歯で自然妊娠に至る事例がある
  • 妊娠の指令を司る**第7チャクラ(松果体)**は月の引力(重力)のセンサーであり、四毒の摂取で攻撃され、月経周期が乱れる
  • 根本解決は、四毒と病気の3過ぎを止め、慢性炎症を断つ生活習慣を確立することにある
  • 鍼灸治療は自律神経とホルモン系のバランスを整え、子宮・卵巣への血流改善に効果を発揮する
  • 指圧マッサージは働きすぎや悩みすぎによる全身の緊張を緩和し、副交感神経を優位にしてリラックスを促す
  • 癒しの森指圧鍼灸院では、鍼灸または指圧マッサージを通じて心身を整え、根本的な体質改善を目指す

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