動悸と心悸亢進は自律神経の乱れから?鍼灸と指圧マッサージで根本改善

動悸の原因は自律神経の乱れ?鍼灸と指圧マッサージで根本改善

今、あなたが動悸、心悸亢進、鍼灸、指圧マッサージといった言葉で情報を探しているのであれば、きっと原因不明の心臓の不快な症状に悩まされ、一時的な対処法ではなく根本的な改善法を求めているのではないでしょうか。
動悸とは、普段は自覚しない心臓の鼓動を不快感として感じる症状であり、その仕組み(病態生理)は医学界でも不明とされるケースが少なくありません。
多くの場合、この動悸や心悸亢進と病気の関係は複雑で、重篤な心疾患の可能性だけでなく、自律神経の乱れが深く関わっています。この記事では、なぜ自律神経の乱れが動悸を引き起こすのか、過労や食生活(四毒・五悪の影響)がどう関わるのかを詳しく解説します。
そして、動悸を繰り返さないために、自律神経の調整と心身のリラックスに有効な鍼灸治療や指圧マッサージの役割を掘り下げ、心身の負担を断ち切ることで動悸の根本改善へと導く具体的なアプローチをご紹介します。
自律神経の乱れによる動悸には、私たち癒しの森指圧鍼灸院がお手伝いできる有効な手段があります。

この記事のポイント

  • 動悸の医学的な定義、メカニズム(病態生理)、および重篤な心疾患の可能性を含む原因の広がり
  • 日常のカフェイン・アルコールや、風邪薬などの医薬品が動悸を引き起こす具体的な危険性
  • 安保徹先生の「3過ぎ」や吉野敏明先生の「四毒・五悪」といった生活習慣・食事が動悸の根本原因に関わる影響
  • 鍼灸治療や指圧マッサージが自律神経の調整と血流改善を通じて動悸の根本改善に貢献する役割
目次

自律神経の乱れによる動悸には鍼灸や指圧マッサージが有効

動悸がしている女性

動悸とは?心臓の鼓動を自覚する不快感

動悸(どうき)とは、普段は全く意識することのない心臓の拍動を、ご自身の胸のあたりで「不快感」として強く感じてしまう状態を指します。健康な状態の心臓は、自律神経(交感神経と副交感神経)によって無意識のうちに規則正しく、かつ適切にコントロールされているため、私たちはその鼓動を感じることはありません。しかし、何らかの原因で心臓の動きが乱れたり、通常よりも強く拍動しすぎたりすると、それを異常な感覚として自覚してしまいます。具体的には、「ドキドキと脈が速すぎる」「胸がバクバクする」「脈が飛んだように感じる」「胸のあたりがざわつく」「胸が詰まる」といった表現で訴えられることが多い症状です。医学の世界では、この動悸とほぼ同じ意味で「心悸亢進(しんきこうしん)」という言葉が用いられます。心悸亢進は、実際に心臓の拍動回数(心拍数)が正常よりも多くなっている場合(頻脈)だけでなく、心拍数は正常範囲内であっても、そのリズムや拍動の強さの変化を本人が不快に捉えた場合にも使われる包括的な概念です。通常、心臓は1分間に50回から90回程度のリズムで動いていますが、これが100回を超える頻脈や、逆に40回を下回る徐脈、またはリズムが乱れる不整脈となったときに、動悸として自覚されることが多くなります。この感覚は、しばしば不安感や恐怖感を伴うため、さらに自律神経を乱して動悸を強めてしまうという、つらい悪循環に陥りやすいのが大きな特徴です。動悸は、単なる一過性の身体反応ではなく、心身のバランスが崩れていることを示す重要な警告サインとして捉えるべきでしょう。


動悸が起こる仕組み(病態生理):医学界でも不明な機序

動悸が具体的にどのようなメカニズム(病態生理)で発生するのかという、その根本的な機序は、現代医学をもってしても完全に解明されているわけではありません。一般的な見解として、動悸は心拍数や心臓のリズムの異常を身体が察知し、それを不快感として自覚しているものと考えられています。心臓が規則正しいリズム(洞調律)を保っているときは意識に上りませんが、心臓の動きに何らかの異常な変化が起こると、胸郭内で発生するその動きが体全体の感覚器に伝わり、動悸として認識されるという見方です。しかし、多くのケースで、実際の心拍数やリズムの検査結果と、患者様が訴える心臓の拍動の自覚感覚との間に**「乖離(かいり)」が生じていることが知られています。これは、心臓そのものの異常が客観的に確認できないにもかかわらず、本人は強い動悸を感じている状態を指します。このことから、動悸の本質は、本来、自律神経によって無意識下にコントロールされているはずの心臓の動きが、何らかのきっかけで異常に「意識されてしまう」状態にあるのではないかとも指摘されています。多くの精密検査(心電図、エコーなど)を経ても、心臓に明らかな器質的な疾患や、甲状腺機能亢進症、貧血などの異常が見つからない場合、その原因は自律神経の乱れ**や、過度な精神的・身体的なストレスが深く関与していると考えられます。したがって、動悸は心臓そのものの故障というよりも、自律神経の過度な緊張によって心臓の動きが敏感になりすぎている状態であり、心と体の両方からのバランスの崩れを示す異常信号として捉えることができます。東洋医学である鍼灸や指圧マッサージは、この自律神経のアンバランスを整えることを得意とするアプローチです。


動悸と病気の関係:病気ではないが重い心疾患の可能性も

動悸という症状そのものは、必ずしも「病気」を意味するものではありません。動悸はあくまで身体が示すサインの一つであり、例えば激しい運動の直後、極度に緊張する場面、あるいはコーヒーなどでカフェインを多く摂りすぎたときなど、健康な人にも一時的に起こる生理的な正常な反応です。しかし、動悸は同時に、命に関わる可能性がある重篤な心疾患に起因しているケースもあるため、決して軽視してはいけません。具体的には、不整脈の中でも心室細動や心室頻拍といった非常に危険なタイプは、動悸として最初に自覚されることがあります。動悸を感じた際には、まず医療機関(循環器内科など)を受診し、心電図や心臓超音波(エコー)などの精密検査を受けることが極めて重要です。この検査によって、動悸の原因が重い心臓病ではないかという可能性を判別し、除外する必要があります。一方で、動悸を訴えて受診される患者様の多くは、精密検査を受けても心臓に器質的な問題が一切見つからないことが分かっています。この場合、心臓自体ではなく、前述した自律神経の乱れによる動悸、または過度なストレスによる**心身症(心臓神経症)**と診断されることが多くなります。したがって、動悸は、放置しても問題ない一過性の体の反応である場合もあれば、専門的な治療を必要とする深刻な病気のサインである場合もあり、自己判断は危険です。鍼灸や指圧マッサージによる根本改善を目指す場合でも、まずは医療機関での診断を経て、生命に関わる心疾患の可能性が除外されていることを確認することが前提となります。


動悸・心悸亢進の原因となる疾患・物質をチェック

動悸や心悸亢進を引き起こす原因は、心臓そのものの病気にとどまらず、身体の他の多様な疾患や、日常生活で摂取する外部からの物質によっても誘発されます。原因を多角的にチェックすることは、動悸の根本的な改善の糸口となります。

1. 心臓自体の疾患 最も直接的な原因であり、心筋梗塞や狭心症といった虚血性心疾患、心筋症、心臓弁膜症、そして重篤な不整脈(心房細動、心室頻拍など)が挙げられます。これらが原因である場合は、最優先で医療機関での治療が必要です。

2. 心臓以外の疾患 心臓以外の臓器の異常が間接的に心臓に負担をかけるケースも多数存在します。

  • 甲状腺機能亢進症: 甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、全身の代謝が異常に高まり、心臓が常に早く拍動(頻脈)する状態になります。
  • 貧血: 血液中の赤血球やヘモグロビンが少なくなることで、少ない血液量で全身に酸素を届けようと心臓が拍動を強めたり速めたりして動悸を引き起こします。
  • 感染症: 高熱を伴う場合、体温の上昇に応じて心拍数が上がり、動悸として自覚されやすくなります。
  • 低血糖: 糖尿病治療中や、甘いものの過剰摂取後の急激な血糖値降下時などに、血糖値を上げるために分泌されるホルモンが心臓を刺激し動悸を誘発します。

3. 日常生活で摂取する物質 心臓や自律神経に直接的な刺激を与える物質も動悸の原因となります。

  • カフェインやアルコール: 後述の通り、これらは交感神経を刺激し、心拍数を増加させたり、心臓の収縮力を強めたりします。
  • 医薬品: 後述の通り、特定の成分を含む風邪薬、咳止め、喘息薬、抗うつ薬などが副作用として動悸を引き起こすことがあります。

動悸の根本原因を見極めるには、循環器系、内分泌系、血液系、そして生活習慣のすべてから、総合的に原因を探る視点が不可欠です。


動悸・心悸亢進の原因となる物質:カフェインやアルコール

私たちが日々の生活で習慣的に口にする物質の中には、動悸や心悸亢進を誘発する強い心臓刺激作用を持つものが少なくありません。

1. カフェイン 最も身近な刺激物質の一つです。コーヒー、紅茶、緑茶、さらにはエナジードリンクなどを通じて摂取されますが、カフェインは交感神経を興奮させる作用があります。この作用によって、心拍数が増加したり、心臓の収縮力自体が強くなったりします。特に、一日に摂取するカフェインの総量が多すぎる場合や、睡眠不足などで体が疲労し、自律神経のバランスが崩れている状態で摂取すると、心臓が過剰に反応し、「ドキドキする」といった動悸として自覚されやすくなります。

2. アルコール アルコールもまた、動悸の原因となります。摂取直後は一時的に血管が拡張しリラックスしたように感じますが、アルコールが体内で分解される過程で、心臓に負担をかけたり、自律神経のバランスを乱したりすることがあります。飲酒後に脈が速くなる頻脈や、不規則になる不整脈を感じる方も多く、これはアルコールが心臓に直接的な刺激を与えることが原因の一つです。

3. 甘いものの過剰摂取(四毒の影響) 吉野敏明先生が警鐘を鳴らす「四毒」の一つである甘いもの(砂糖、高糖度のフルーツなど)の過剰摂取も動悸の引き金となります。甘いものを一度に多く摂ると、血糖値が急激に上昇した後、インスリンの過剰分泌により急激に低下し、低血糖の状態を招きます。体がこの低血糖を緊急事態と判断すると、血糖値を上げようとアドレナリンというホルモンが大量に分泌されます。アドレナリンは心臓を強く刺激する作用を持つため、これによって動悸、冷や汗、手の震えといった症状が直接的に誘発されます。

動悸を繰り返さないためには、これらのカフェインやアルコール、甘いものの摂取量を適切に見直し、自律神経の安定を図ることが重要な生活習慣の改善点となります。

動悸がしている男性

動悸・心悸亢進の原因となる医薬品とその危険性

医薬品を服用した結果として、動悸や心悸亢進の副作用が現れることは広く知られています。動悸は、安保徹先生が提唱された**「薬の飲みすぎ」**、すなわち薬剤性の影響を非常に受けやすい症状の一つです。

特に注意が必要なのは、交感神経を刺激する作用を持つ薬です。

  • 気管支拡張薬: 喘息の治療などに使われる吸入薬や内服薬には、気管支を広げる成分が含まれますが、同時に心臓も刺激するため、動悸や頻脈を引き起こす可能性があります。
  • 市販の風邪薬や頭痛薬: これらの薬にしばしば含まれる無水カフェインは特に要注意です。これはコーヒーなどの飲料に含まれるカフェインと同様に強い心臓刺激作用を持つため、他の薬や日常の飲料と重ねて摂取することで、知らず知らずのうちに過剰摂取となり、動悸を誘発する危険性が高まります。
  • 甲状腺薬、特定の抗うつ薬、抗コリン薬: これらの薬も、心臓の動きや自律神経の働きに影響を与えるため、動悸を副作用として持つことがあります。

心臓の動きや自律神経に影響を与える医薬品は、多かれ少なかれ動悸の副作用を持つ可能性があると言えます。薬剤性の動悸は、薬を飲み始めたときや、量を増やしたときに現れやすいため、動悸を感じた際は、ご自身の判断で服用を中止せず、必ず処方した医師や薬局の薬剤師に相談することが極めて大切になります。薬が特定の病気の治療に必要であっても、副作用として動悸が続く場合は、代替薬の検討などが必要となります。


添付文書に見る主な副作用の例:抗生剤や咳止めにも注意

動悸の副作用は、多くの人が日常的に服用する薬の中にも潜んでいます。すべての医薬品には、効果や使用方法だけでなく、起こり得る副作用を詳細に記載した添付文書が必ず存在します。この添付文書を確認すると、一見心臓とは無関係に思える薬にも「心悸亢進」という項目が見つかることがあります。

1. 抗生剤(抗菌薬)

細菌感染症の治療に用いられる一部の抗生剤(ニューキノロン系など)にも、心悸亢進や胸痛が副作用として記載されているケースがあります。

2. 咳止め(鎮咳薬)

風邪をひいたときに飲む咳止めの中には特に注意が必要です。特にエフェドリン塩酸塩という成分を含む咳止めは、強い交感神経刺激作用を持つため、動悸や頻脈を引き起こすことが知られています。また、その誘導体であるdl-メチルエフェドリン塩酸塩も同様のリスクを伴います。広く利用される総合感冒薬の中にも、咳を鎮める目的でこれらの成分が配合されていることがあります。

3. 重篤な副作用の記載

さらに注意すべきは、この種の薬の添付文書に、極めて稀ではあるものの、「心室細動」や「心停止」といった重篤な心臓の副作用に至る可能性がある旨が、重大な副作用の項目に明記されている場合があることです。これは、動悸が単なる不快感で終わらず、命に関わる事態につながる危険性を示唆しています。

薬のジャンル例(成分名)薬効分類記載されている副作用(循環器系)
抗菌薬マルフロキサシン広範囲経口抗菌剤心悸亢進、全身倦怠感、熱感、冷感、胸痛
気管支拡張剤イソプレナリン塩酸塩吸入用気管支拡張剤心悸亢進、頻脈、血圧変動、顔面蒼白、顔面紅赤
パーキンソン病治療薬トリヘキシフェニジル塩酸塩パーキンソン症候群の治療剤心悸亢進、調節障害、散瞳
咳止め/昇圧剤エフェドリン塩酸塩鎮咳、気管支拡張、昇圧心悸亢進、心電図異常、血圧上昇、心室細動、心停止(重篤な副作用)

新しい薬を飲み始める際は、動悸や心臓への影響について、医師や薬剤師からしっかりと説明を聞くことが、動悸の予防と安全な治療において極めて重要になります。

動悸を繰り返さないために鍼灸・指圧マッサージで根本改善を目指す

病気の3過ぎの影響:過労・悩みすぎ・薬の飲みすぎ

動悸の根本原因を探る上で、安保徹先生が提唱された「病気の3つの〜しすぎ」、すなわち「働きすぎ(過労)」「悩みすぎ(精神的ストレス)」「薬の飲みすぎ」という視点は、非常に重要です。これら三つの要素は、私たちの身体を常に緊張・興奮させる交感神経を過剰に優位にさせるという共通点を持っています。この状態が続くと、自律神経のバランスが大きく崩れ、結果として動悸を誘発したり、悪化させたりします。

まず、「働きすぎ」や「悩みすぎ」による慢性的なストレスは、身体を「活動モード」から「休息モード」へと切り替えられなくします。交感神経が常時緊張状態にあると、心拍数が高めに維持され、血管が収縮し、心臓への負担が増加します。これは動悸、すなわち心悸亢進の直接的な誘因となります。心臓に器質的な異常がないにもかかわらず、多くの動悸の患者様が自律神経失調症と診断されるのは、このストレス反応が長期間続くことに起因します。

薬の飲みすぎの影響は、前述の通り、薬剤性の副作用として動悸を誘発する危険性が高まります。必要な薬の治療効果は認めつつも、それを過剰に、あるいは不必要に摂取し続けることは、心臓や自律神経系に強い刺激を与え続けることになりかねません。

このように、動悸は生活習慣、精神状態、そして体内に取り入れる物質のすべてから影響を受ける、心身のバランスの崩れを示す警告サインと言えます。この過度な刺激を断ち切ることが、動悸の根本改善には不可欠な第一歩となります。


四毒・五悪の影響:食の乱れが動悸の引き金に

食生活の乱れは、動悸の発生に深く関わっており、吉野敏明先生が警鐘を鳴らす四毒(小麦、植物性の油、牛乳乳製品、甘いもの)や五悪(食品添加物、農薬、化学肥料、除草剤、遺伝子組み換え食品)の過剰摂取が大きな引き金となり得ます。これらが体内に過剰に取り込まれると、主に体内の慢性的な炎症や、自律神経の乱れを引き起こすことで、心臓に間接的な負担をかけると考えられます。

その中でも、特に動悸と密接に関わるのが、四毒に含まれる甘いもの(砂糖だけでなく、はちみつ、糖度の高いフルーツ・野菜も含む)の過剰摂取です。これを一度に多く摂取すると、血糖値が急激に乱高下し、特に血糖値が下がりすぎた低血糖の状態を体が生命の危機として判断します。この緊急事態に対応するため、血糖値を上げようとアドレナリンというホルモンが大量に分泌されます。アドレナリンは心臓を強く刺激する作用を持つため、これによって動悸、冷や汗、手の震えといった症状が直接的に誘発されます。

また、小麦や牛乳乳製品は、人によっては腸に慢性的な炎症を引き起こす可能性があり、その炎症が迷走神経などを介して自律神経のバランスを崩す要因となることも指摘されています。さらに、五悪に含まれる食品添加物や農薬といった化学物質は、体質によっては化学物質過敏症を引き起こし、その症状の一つとして動悸が現れるケースも知られています。

したがって、動悸を根本から改善するためには、ストレスや過労といった要因だけでなく、これらの四毒・五悪を可能な限り避け、食の根本的な見直しが必要不可欠となります。


鍼灸治療の役割:自律神経を整え血流を改善

動悸の多くが、心臓そのものの問題ではなく、自律神経の乱れによって引き起こされている現状を考えると、鍼灸治療は動悸の改善に対して非常に大きな貢献ができる東洋医学的なアプローチです。

その主な役割は、鍼灸が持つ自律神経のバランスを調整する作用と、全身の血流改善作用にあります。

具体的には、鍼やお灸を特定のツボ(経穴)に施すことで、過度に緊張・興奮状態にある交感神経の働きを鎮め、リラックスを司る副交感神経の働きを優位に導きます。これにより、心臓に過剰な負担をかけていた信号が抑制され、心拍数や心臓のリズムが安定に向かうことが期待できます。

古くから東洋医学では、動悸を「心」や「血」の機能の失調と捉えてきました。鍼灸によって全身の気の巡りや血流が改善されると、心臓や関連する内臓への酸素や栄養供給が向上し、心臓が正常な活動をしやすい環境が整えられます。さらに、鍼灸治療は、動悸によって引き起こされる不安や緊張といった精神的なストレスを緩和する作用も持ち合わせています。これにより、「動悸が不安を呼び、不安が動悸を呼ぶ」という悪循環を断ち切る上で重要な役割を果たします。このように、鍼灸治療は動悸に対して、一時的な対症療法ではなく、心身の土台から整える根本的な改善を目指すことができるのです。

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指圧マッサージの役割:全身の緊張を緩和し心臓の負担を軽減

動悸の緩和において、指圧マッサージは心身をリラックスさせる上で即効性があり、非常に有効な手段です。その役割は、指圧が持つ全身の筋緊張を物理的に緩和する作用と、それによる自律神経への鎮静効果にあります。

動悸に悩む方の多くは、自覚がないままに首、肩、背中などの筋肉が硬くこわばっていることがほとんどです。この筋緊張こそが、身体を常に戦闘状態に置く交感神経の過緊張を助長し、心臓へ過剰な信号を送り続ける原因の一つとなっています。そこで、指圧マッサージでこれらの緊張した筋肉を深く丁寧にほぐすことで、圧迫されていた神経や血管が解放され、血流が改善されます。これにより、心臓が血液を送り出す際の抵抗が軽減されるため、結果として心臓にかかる負担が軽減されることにつながります。

また、適切な圧が身体に伝わることで、脳内に安心感やリラックス効果がもたらされ、副交感神経が優位になります。この深いリラックス効果により、動悸によって引き起こされていた不安や恐怖心といった精神的な症状も同時に和らぎ、動悸の悪循環を断ち切る大きな助けとなります。さらに、お腹周りや手足の特定のツボを指圧することで、胃腸の働きを整え、食生活の乱れからくる動悸の原因にも間接的に働きかけることができます。

ただし、動悸が重い心疾患からきている場合は、刺激が強すぎることが症状を悪化させる危険性があるため、必ず医療機関での診断を経た後に施術を受けることが重要です。

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【結論】四毒と3過ぎを断ち心身リラックスで動悸を根本改善

動悸(心悸亢進)という症状は、単に心臓の問題として片付けられるものではなく、生活習慣、精神状態、食生活の全てが複雑に絡み合って発生する心身からのSOSであることがご理解いただけたでしょう。したがって、動悸を根本的に改善するためには、一時的に薬で症状を抑える対症療法だけでなく、根本的な原因である身体の負担を内側から断ち切る対策が不可欠です。

このため、安保徹先生の提唱する病気の3過ぎ(働きすぎ、悩みすぎ、薬の飲みすぎ)を避け、吉野敏明先生が警鐘を鳴らす四毒(小麦、植物性の油、牛乳乳製品、甘いもの)の過剰摂取を可能な限り避けることが、動悸改善の最も重要で確実な第一歩となります。これまでの習慣を改めることは容易ではありませんが、働き方や考え方を見直し、食生活をクリーンにすることで、心臓を刺激していた要因を根本から取り除くことができます。

そして、その上で、鍼灸治療や指圧マッサージといった東洋医学的な専門アプローチを取り入れることが有効です。これらの治療法は、長年のストレスや過労で凝り固まった自律神経のバランスを丁寧に整え、全身の血流と気の巡りを改善します。こうして、心臓が正常に働きやすい環境を整え、心身全体を深いリラックス状態に導くことで、動悸というつらい症状から解放され、真に健康的な生活を取り戻すことができるのです。

動悸と心悸亢進の根本改善に導く鍼灸と指圧マッサージの総括

  • 動悸とは、普段無意識の心臓の鼓動を不快感として強く自覚する状態である
  • 医学的には心悸亢進とも呼ばれ、頻脈・徐脈・不整脈の際に自覚されやすい
  • 動悸の根本的な発生機序は、現代医学でも完全に解明されていない部分がある
  • 動悸の本質は、心臓の動きが自律神経の乱れによって異常に意識される状態である
  • 動悸そのものは病気ではないが、心室細動などの重篤な心疾患のサインである可能性もある
  • 動悸を感じた際は、まず医療機関で心臓病の可能性を除外することが前提となる
  • 動悸の原因は、心臓疾患のほか、甲状腺疾患、貧血、低血糖など多岐にわたる
  • 日常のカフェインやアルコールは交感神経を興奮させ動悸を誘発する物質である
  • 甘いものの過剰摂取による低血糖はアドレナリン分泌を介して動悸を直接的に引き起こす
  • 安保徹先生の唱える「働きすぎ」「悩みすぎ」「薬の飲みすぎ」は自律神経の乱れの大きな原因である
  • 市販の風邪薬や咳止めなど、多くの医薬品が副作用として動悸を引き起こす危険性がある
  • 鍼灸治療はツボ刺激を通じて自律神経のバランスを調整し副交感神経を優位にする
  • 鍼灸は血流と気の巡りを改善することで心臓が正常に働く環境を整える
  • 指圧マッサージは全身の筋緊張を緩和し、心臓への負担を軽減する即効性のある手段である
  • 動悸を根本改善するためには、3過ぎと四毒を断ち、心身をリラックスさせることが不可欠である
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