四毒が引き起こす近視・老眼は治る?植物油ゼロと鍼灸の力

四毒が引き起こす 近視・老眼は治る? 植物油ゼロと鍼灸の力

この記事は、私自身が老眼のような症状を感じ、15年ぶりに眼科検診に行ったことがきっかけです。検診で指摘された目のトラブルの背後には、植物油をはじめとする「四毒」が深く関わっている可能性が見えてきました。

本記事では、なぜ市販の植物油が酸化脂質アルデヒドとなり、眼の組織をむしばむのかという四毒が引き起こす近視と老眼のメカニズムを解説します。また、吉野先生の油断ちによる驚きの視力回復事例や、白内障との違い、緑内障・黄斑変性症が植物油ゼロで回復に向かう理由を深掘りします。さらに、MCTパウダーやインカインチオイルの摂取、眼科医に「緑内障の疑い」をかけられた私の体験談を交え、油中毒からの脱却と継続の重要性を訴えます。最終的に、四毒抜きと鍼灸を組み合わせることで近視・老眼の不安を解消し、目のトラブルを根本的に予防するアプローチについて結論付けます。

目次

四毒が引き起こす近視と老眼のメカニズム

なぜ植物油が目をむしばむのか?酸化脂質アルデヒドの正体

多くの日本人が日常的に摂取している植物油、特に市販の加工食品や揚げ物に使われるオメガ6系の多価不飽和脂肪酸(リノール酸など)は、実は眼の健康をむしばむ深刻な原因となり得ます。そのメカニズムを理解することが、眼の病気のリスクを下げる第一歩となります。この問題の核心は、植物油が酸化する過程で発生する酸化脂質アルデヒドという強力な毒性を持つ物質です。リノール酸は二重結合を多く含むため、加熱したり、長期間保存されたりすると、非常に酸化しやすい性質を持っています。酸化が進行すると、4-ヒドロキシノネナール(4HNE)やマロンジアルデヒド(MDA)といった有害なアルデヒドが生成されます。これらの酸化脂質アルデヒドは、全身の細胞膜やミトコンドリアに結合し、細胞を破壊していきますが、特に眼の網膜組織に強く付着しやすいという特徴があります。網膜は光の刺激を常に受け、さらに酸素分圧が低いという特殊でデリケートな環境にあるため、過酸化脂質によるダメージを極めて受けやすいのです。これらの有害物質は、タンパク質やDNAに共有結合して非常に安定した「付加体」を形成するため、体からの排泄や解毒に極めて長い時間がかかります。これに加えて、リノール酸は体内でアラキドン酸経路に入り、TNF-α(炎症性サイトカイン)などの炎症物質を誘導します。このTNF-αは、網膜の神経細胞を自滅(アポトーシス)させたり、視神経乳頭の血流を低下させたりすることが報告されており、これが緑内障や加齢黄斑変性症といった進行性の病気の根本原因の一つと考えられています。したがって、植物油の摂取を断つことは、これらの有害な酸化脂質や炎症性物質の発生源を根本から断ち切ることに他なりません。


吉野先生が体験した油断ちによる視力回復と近視の治癒

吉野先生が体験した油断ちによる視力回復と近視の治癒

眼の病気の改善において、食生活、特に植物油を断つこと(四毒抜き)がもたらす効果の最も説得力のある事例の一つが、吉野敏明先生ご自身の体験談です。
先生は、はやり病による緊急事態宣言などで外食の機会がほぼゼロになったことを機に、長年摂取していた植物油を自然と完全に断つことになりました。それ以前は、眼鏡なしでは運転も困難なほどの近視(片目0.3、両目で0.7)だったにもかかわらず、植物油の摂取をやめてからおよそ5年後のこと、車を運転中に異変に気づきました。
それは、夜間の雨の日に眼鏡を外してみたところ、裸眼の方がよく見えるという驚くべき現象でした。遠近の矯正が強くなりすぎていたことに加え、裸眼視力が大幅に改善していたのです。その後、講演で飛行機や新幹線に乗る際にも、以前は全く見えなかった遠くの案内表示が、裸眼でくっきりと読めるようになったといいます。
これは、一般的な眼科医学では「ありえない」とされる、食生活の改善によって近視が治ってしまったという「論より証拠」の事例です。この経験が示しているのは、植物油に含まれる有害な酸化脂質や炎症性サイトカインが、眼の神経細胞や網膜組織の機能に長期的に悪影響を及ぼしていた可能性です。そして、植物油を完全にゼロにした状態を5年間継続した結果、細胞レベルでの新陳代謝が進み、古い毒素が排出され、健康な細胞膜へと入れ替わったことで、神経組織が回復し、視力が改善したと考えられます。
この事例は、緑内障や黄斑変性症だけでなく、近視による視力低下も、四毒抜きという長期的な取り組みによって回復する可能性があることを示唆しています。


あなたの老眼は改善する?白内障との違いと回復の可能性

老眼や目の疲れを感じた際に、食生活の改善でどこまで症状が回復するのかは、多くの方が抱く疑問です。
吉野敏明先生が提唱する四毒抜きの観点から見ると、眼の病気の中でも、症状の改善度合いには違いがあると考えられています。
結論として、白内障は油の摂取をゼロにすることで進行を止めるのみであり、一度混濁したレンズ(水晶体)が元に戻ることはないとされています。白内障は加齢による側面が強く、食生活の改善はあくまで進行抑制に効果を発揮するというのが現在の見解です。
一方で、緑内障や加齢黄斑変性症、そして近視やそれに伴う老眼のような症状については、驚くべき回復の可能性が報告されています。これらの違いは、それぞれの病気のメカニズムに関係しています。緑内障や黄斑変性症は、植物油由来の酸化脂質や炎症性サイトカイン(TNF-αなど)が、網膜や視神経に慢性的な炎症と細胞の自滅(アポトーシス)を引き起こすことが原因の一つとされています。そのため、植物油の摂取を完全にゼロにすることは、この炎症の根本原因を取り除くことにつながり、病状の改善や進行停止が期待できるのです。
ただし、眼の神経や網膜の細胞膜が健康な成分に入れ替わり、体内に蓄積した毒素が排出されるまでには、早くて半年、長い場合は3年、近視の完治には約5年という長期の時間がかかります。老眼のような症状も、近視が改善することで遠くが見えるようになり、結果的に眼鏡への依存度が下がるなど、回復につながる可能性があります。つまり、改善の鍵は「少し減らす」ではなく、植物油を「完全なゼロ」にして、細胞レベルでの回復を数年単位で待つという長期的な継続力にかかっています。

緑内障・黄斑変性症は植物油ゼロで回復に向かう理由

緑内障や加齢黄斑変性症といった眼の病気は、一般的に進行性で治療が難しいとされていますが、吉野敏明先生が提唱する「四毒抜き」の観点からは、植物油の摂取を完全にゼロにすることで回復に向かう可能性があると示唆されています。
この見解は、これらの病気が単なる加齢現象ではなく、慢性的な炎症や酸化ストレスが深く関わる神経疾患であるという理解に基づいています。市販の加工食品や揚げ物に多用されるオメガ6系の多価不飽和脂肪酸(リノール酸など)は、体内で酸化して酸化脂質アルデヒドという毒性物質を生成するほか、炎症性サイトカイン(TNF-αなど)を大量に誘導します。これらの有害物質は、眼のデリケートな網膜や視神経の細胞に直接的なダメージを与え、細胞の自滅(アポトーシス)を促進したり、視神経乳頭の血流を低下させたりすることで、緑内障や黄斑変性症の病状を進行させます。ここで、植物油の摂取を完全にゼロにすることは、この炎症と酸化ストレスの根本原因を断ち切ることを意味します。原因物質の供給を止めることで、眼の神経組織は徐々に健康な状態への回復プロセスに入ります。多くの臨床事例は、この取り組みによって眼圧が下がったり、黄斑変性症の病変が小さくなったりといった、改善の兆しを示しているのです。


植物油を断つだけでは不十分?改善に必要な「ゼロ」と長期戦

緑内障や加齢黄斑変性症などの慢性的な眼病の改善を目指す上で、植物油の摂取を「少し減らした」という中途半端な対策では、残念ながら十分な効果は期待できません。改善の鍵は「完全なゼロ」と「長期戦」という徹底した姿勢にあります。なぜなら、植物油の摂取によって体内で生成される酸化脂質アルデヒドや炎症性サイトカインは、細胞やDNAに付着し、安定な付加体として体内に残留し続ける性質があるためです。この付加体が残っている限り、慢性炎症のシグナルは完全に消えることがありません。仮に少しでも植物油を摂取してしまうと、それまで進んでいた改善のプロセスが後退し、炎症のシグナルが再び発動してしまうリスクがあるのです。病気が改善に向かうためには、炎症の原因物質を体から完全に排除し、網膜や神経の細胞が健康な成分で再構築されるのを待つしかありません。
そのため、改善を望むのであれば、サラダ油、マーガリン、ショートニング、さらには健康に良いとされる亜麻仁油やオリーブオイルであっても、植物油を含むあらゆる食品の摂取を完全にゼロにすることが絶対条件となります。さらに、細胞レベルでの回復には時間がかかるため、短期間で効果を期待せず、半年、1年、そして数年単位でこの徹底した「ゼロ」の状態を維持する長期的な取り組みが必要不可欠となります。


ゼロにして5年必要!細胞膜の入れ替わりに要する期間とは

植物油を完全に断つ「ゼロ」の取り組みを始めたとしても、視力や眼病の症状改善を実感するまでに、なぜ「ゼロにして5年必要」という長期的な期間が求められるのでしょうか。その理由は、私たちの身体、特に眼の網膜や視神経といった神経細胞の細胞膜の入れ替わりに、非常に長い期間を要するからです。血液中の赤血球膜が約120日で入れ替わるのに対し、神経細胞の細胞膜に含まれるリン脂質は、さらに長期の新陳代謝によって徐々に入れ替わっていきます。
植物油に含まれる悪い脂肪酸で構成されていた古い細胞膜が排出され、新しく摂取する健康な脂肪酸(植物油ゼロの食生活で構成される脂肪酸)が組み込まれた健康な細胞膜へと再構築されるプロセスには、早くて半年、長い場合は3年程度の期間が必要とされています。さらに、植物油の酸化によって生成される毒性の高い酸化脂質アルデヒド(4HNEやMDA)は、タンパク質やDNAに共有結合して安定な付加体を形成するため、この毒素を体から完全に排毒・排出させるのには、さらに長い時間がかかります。
吉野先生ご自身の近視が改善し、裸眼で遠くの表示が読めるようになるまでに約5年かかっているという事実は、この神経細胞組織の根本的な回復に要する時間の長さを雄弁に物語っています。したがって、眼病の進行を止め、回復の可能性を引き出すためには、最低でも数年、できれば5年という長期的な視野で、植物油の摂取を完全に「ゼロ」にした状態を継続することが、細胞レベルでの根本改善に不可欠なのです。

四毒抜きと鍼灸で近視・老眼の不安を解消

突然の老眼の原因?MCTパウダーとインカインチオイルの存在

ある日突然、「なんか近くが見えにくいな~」と感じ、それがスタッフに「老眼というやつだ」と指摘されたことは、私にとって衝撃でした。この症状の裏には、実は健康のために長期間摂取していた特定の植物性油脂が関わっていた可能性が考えられます。

私は老眼のような症状を自覚した際に、約3年半前から毎日大量に使用していたMCTパウダーと、15年ぐらい毎日大量に使用していたインカインチオイルの存在を思い当たったのです。MCTパウダーは、当初カンジダ予防と脂肪燃焼に効果的だとYouTubeで紹介され、コーヒーに入れて美味しく飲んでいました。

インカインチオイルについては、北海道自然食品店まほろばさんがO-1テスト(オーリングテストと同義)で最高品質とのお墨付きがあったため、15年以上継続して摂取しても問題がないと信じていました。実際、インカインチオイルは長期間摂取しても体調に大きな問題は感じていませんでしたが、神経疾患や腺組織のトラブルを何も抱えていない人の場合、北海道自然食品店まほろばさんが推薦するインカインチオイルとヘンプオイルは、オメガ3(α-リノレン酸)の摂取において最もお勧めの植物油であることを付け加えておきます。

しかし、吉野敏明先生の「四毒抜き理論」では、植物油脂全般が慢性炎症の原因となり得るとされています。先生の主張では、植物油を断ったことで近視が治ったという事例もあり、「論より証拠」として東洋医学的な経験の積み重ねをエビデンスとしていることに影響を受けました。この理論に基づき、老眼のような症状をきっかけに、インカインチオイルとMCTパウダーの摂取を約1年前に中止してみたところ、油中毒の離脱症状のようなきつさを乗り越え、油なしでも過ごせるようになりました。
この経験は、最高品質の油であっても、病気を抱える人にとっては長期間にわたる大量摂取が、自覚していなかった目のトラブルや老眼のような症状と関連していた可能性を示唆しており、目の不調を感じた際には、摂取している油の種類や量を見直すことが重要であることを教えてくれます。

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眼科医に「緑内障の疑い」をかけられた私の体験談

長年にわたりコンタクトレンズを使用している私にとって、眼科での定期的なチェックは欠かせないものです。
しかし、以前、安価なコンタクトレンズ店指定の眼科で目の精密検査を受けた際、突然「緑内障の疑いあり」と告げられ、私は数日間、大きな心配を抱えて過ごすことになりました。「もし緑内障だったら何を改善すべきか?コンタクトの使用を禁止されるのではないか?」といった不安が、常に頭から離れませんでした。
結果的には精密検査で「問題なし」と診断され、医師にも看護師にも「よかったね」と言われて安堵しましたが、この「疑い」がかけられた経緯に対する疑問は残りました。なぜ疑われたのか医師に質問したところ、「機械でそのような結果が出た。まあ機械ですからね」という非常に曖昧な回答しか得られず、私は不信感を抱きました。
この対応から、「この眼科はコンタクトで患者を集め、眼科診療で利益を上げているのではないか」という邪推まで生じてしまいました。特に、そのドクターが日焼けで真っ黒だったことや、診療中に金のロレックスを着用していたという視覚的な要素が、この疑念をさらに強めたのかもしれません。金のロレックス自体は個人の自由ですが、診療中の服装や態度が患者に与える印象は大きく、信頼関係に影響を及ぼしかねません。
この不信感から私はしばらく眼科検診から遠ざかっていましたが、その後、老眼のような症状をきっかけに、意を決して再度検診に行くことになります。この体験は、医療機関の診断や姿勢に対する不信感が、私を検診から遠ざけてしまうという現実を浮き彫りにした出来事でした。

進行を止める白内障!視力は改善しなかったが視神経は異常なし

長年の眼科検診から遠ざかった後、久しぶりに受けた検査の結果は、視力自体は15年前と変わらず、視神経にも異常は見られないというものでした。
この点は安堵材料でしたが、同時に「少し白内障が出てきているので、1年後に再受診してチェックしに来てください」という指摘も受けました。この白内障という診断は、吉野敏明先生の「四毒抜き」の知見と照らし合わせると、非常に重要な意味を持ちます。
先生の主張では、白内障は加齢による側面が強いため、一度混濁した水晶体が元に戻って視力が回復することはないとされています。この点は、近視が改善した吉野先生自身の体験とは異なる、白内障特有の限界です。しかし、だからといって食生活の改善が無意味なわけではありません。
四毒抜き、特に植物油を断つことは、白内障の進行を食い止める効果が期待できるとされています。植物油由来の酸化脂質や慢性炎症は、水晶体の混濁を加速させる要因となり得るため、その原因を取り除くことで、病状の悪化を抑制することが目標となります。
今回の検診で「視神経の異常が見られない」という結果が得られたのは、数年前に「緑内障の疑い」を指摘された経験や、その後の食生活の見直し(MCTパウダーやインカインチオイルの中止)が、視神経というデリケートな組織の健康維持に貢献していた可能性を示唆しています。
視力回復は叶わなかったとしても、白内障の進行を止め、失明リスクのある緑内障や黄斑変性症を防ぐための予防策として、四毒抜きは非常に価値のある取り組みと言えるでしょう。


油中毒からの脱却!植物油ゼロを継続する難しさと継続の力

植物油を完全に断つ「四毒抜き」の実践は、多くの人が予想する以上に困難を伴います。これは、現代の食生活に植物油が浸透しすぎているという環境的な要因に加え、一種の「油中毒」とも言える状態から脱却する必要があるからです。長期間にわたり、揚げ物や加工食品、市販の菓子などを大量に摂取してきた人は、植物油を求める体が慣習化されており、それをスパッとゼロにすると初期には禁断症状のような強い欲求を感じることがあります。たとえば、本記事で紹介したように、インカインチオイルやMCTパウダーなど、健康志向で摂取していた油であっても、それを中止した当初は「かなりきつかった」という体験は、まさにこの油中毒からの脱却の難しさを表しています。しかし、この困難な初期段階を乗り越え、「慣れてしまえばなくても過ごせるようになった」という事実は、人間の体が環境に適応し、健康な状態へと変化していく能力を示しています。眼病の改善には「ゼロ」と「長期戦」が不可欠であり、途中で少しでも植物油を摂取してしまうと、それまでの改善プロセスが後退してしまうリスクがあります。植物油由来の酸化脂質は安定した付加体として体内に残留するため、継続の力がなければ、細胞レベルでの根本改善は望めません。近視や緑内障などの回復には、細胞膜の入れ替わりに数年が必要であるという科学的な根拠を理解し、その期間、諦めずに「完全なゼロ」を維持する強い意志こそが、眼の健康を取り戻す鍵となるのです。


緑内障の点眼薬の副作用と四毒抜きにチャレンジする価値

緑内障は、放置すれば失明に至るリスクがあるため、多くの眼科医は進行を抑えるために点眼薬を処方します。しかし、この点眼薬の中には白内障になりやすいという副作用を伴うものがあることが指摘されています。
これは、患者が失明という最悪の事態を避けるために、別の疾患のリスクを受け入れるという難しい選択を迫られることを意味します。このような状況下で、吉野敏明先生が提唱する「四毒抜き」は、薬に頼らない根本的な解決策として、非常に大きな価値を持ちます。
先生の臨床経験では、緑内障と加齢黄斑変性症は、眼科医の主張とは異なり、四毒(特に植物油脂と小麦グルテン)を断つことで改善する可能性があるとされています。実際に、重度の緑内障患者さんに食生活を問診した結果、「それぜんぶ摂ってます」という回答が得られた事例は、食事が病気の原因に深く関わっていることを裏付けています。
点眼薬の副作用のリスクを冒すよりも、炎症と酸化ストレスの原因である植物油を完全に断ち、体質を根本から改善することで、緑内障の進行を食い止め、症状の改善さえも期待できるのであれば、それにチャレンジする価値は大いにあると言えるでしょう。特に、病気の進行が早い患者さんほど「スパッとゼロにしないと治らない」という厳格な取り組みが求められますが、これは失明のリスクという重大な結果を回避するための、最も経済的かつ根本的なアプローチとなるのです。


結論:四毒抜き+鍼灸で目のトラブルを予防する

目のトラブルと鍼灸治療

これまでの記事で、植物油が目にダメージを与える仕組み(詳細なメカニズム)や、実際に油を断って視力が回復した方のお話(臨床事例)、そして効果を出すには何年も続ける必要があること(長期的な取り組みの必要性)を詳しく見てきました。これらの知見を踏まえ、眼のトラブルに対する最も有効な予防策と改善アプローチとして、四毒抜きと鍼灸治療の組み合わせを強くお勧めします。

本記事で明らかになったように、近視や老眼のような症状、そして緑内障や加齢黄斑変性症といった重篤な眼病の多くは、植物油を中心とする四毒(小麦、植物性の油、牛乳乳製品、甘い物)の長期的な摂取によって引き起こされる慢性炎症酸化ストレスが根本原因となっています。四毒抜き、特に植物油の「完全なゼロ」を数年間継続することは、この炎症の火種を消し去り、神経細胞膜を健康な状態に再構築するために不可欠な根本治療です。これにより、緑内障の進行を止め、視力回復の可能性さえ開かれます。

一方で、鍼灸治療は、この根本治療の効果をさらに高めます。鍼灸では、手の合谷穴(ごうこくけつ)や首の風池穴(ふうちけつ)、肩の肩井穴(けんせいけつ)、足の太衝穴(たいしょうけつ)など、目に効くとされる全身の経穴(ツボ)を、針や温灸で専門的に刺激します。この刺激が、目の周りや全身の血流と気の流れを改善し、組織の代謝を促進することで、体内のデトックス効果や細胞の回復力を高めます。鍼灸治療によって目の疲れが改善したり、視界が明るく見えるようになったりという報告は、単なる食生活の改善だけでなく、物理的なケアを加えることの有効性を示唆しています。
したがって、日々の食生活から植物油を完全に排除し、同時に鍼灸治療で眼の環境を整えるという両輪のアプローチこそが、現代人が抱える目のトラブルを予防し、健康な視力を維持するための最善策であると結論付けます。

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四毒と近視・老眼の関連性:食生活が目にもたらす影響の総括

  • 植物油(リノール酸など)は酸化することで酸化脂質アルデヒドを生成し、これが眼の網膜を直接傷つける
  • 酸化脂質アルデヒド(4HNE, MDA)は細胞膜やミトコンドリアに結合し、特に光と酸素の影響を受ける網膜組織にダメージを与えやすい
  • リノール酸は体内でTNF-αなどの炎症性サイトカインを誘導し、慢性炎症を通じて視神経細胞の自滅(アポトーシス)を引き起こす
  • この慢性炎症が緑内障や加齢黄斑変性症といった進行性の眼病の根本原因の一つとなっている
  • 吉野敏明先生は植物油の摂取を完全にやめる四毒抜きにより、約5年で近視(0.3→裸眼で遠くが見える)が治癒したことを体験している
  • 白内障は加齢要素が強く、四毒抜きは進行を止めるのみで、一度混濁した水晶体は元に戻らない
  • 一方で、緑内障、加齢黄斑変性症、近視、および老眼のような症状は、植物油ゼロの徹底で回復の可能性があるとされる
  • 病状の改善には、植物油の摂取を「少し減らす」ではなく、「完全なゼロ」にすることが絶対条件である
  • 細胞膜に含まれる悪い脂肪酸が排出され、健康な脂肪酸に入れ替わるプロセスには半年から3年程度の期間が必要である
  • 吉野先生の事例から、神経細胞組織の根本的な回復には約5年という長期的な継続が必要であることが示唆されている
  • 健康志向で摂取されていたMCTパウダーやインカインチオイルといった植物性油脂も、老眼のような症状の原因となる可能性が指摘されている
  • 緑内障の点眼薬には白内障になりやすいという副作用があるため、四毒抜きは根本的な解決策として価値がある
  • 重篤な眼病患者が食生活を見直すと、四毒をすべて摂っていた事例があり、食事が病気に深く関わっている
  • 鍼灸治療は血流や代謝を改善するため、四毒抜きと組み合わせることで目のトラブル予防と回復効果の相乗効果が期待できる
  • 植物油ゼロの取り組みは油中毒からの脱却を伴うため、初期は困難だが、諦めずに長期的な意志を持って継続することが鍵となる

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参考YouTube
>>>>植物油が目をむしばむ?―緑内障・白内障・黄斑変性と油の選び方
>>SHINZOU Channel season2 151 緑内障が中高年女性にい多い理由はこれですね
>>原因不明の視神経乳頭が変形・陥没していくのは実は外傷や他疾患だけが原因ではありません。実はあなたが使っている・・・は緑内障を引き起こす能力を持っているのです。緑内障と開放隅角緑内障と閉塞隅角緑内障
>>白内障は、基本的に医学では老化。病気ではありません。白内障改善。

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